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UPDATE|2019/03/30

「卒業間際に気づいた指原莉乃の本当のすごさ」HKT48田中美久

田中美久 撮影/加藤アラタ

指原莉乃卒業を間近に控えたHKT48。最新シングル『意志』のMVで指原莉乃から直接“HKT48の旗”を手渡されているのが松岡はなと田中美久だ。新時代のHKT48を牽引する次世代エースの一角、17歳の田中美久に指原莉乃の卒業について聞いた。



──4月28日に横浜スタジアムで指原莉乃さんの卒業コンサートが開催されます。その日がどんどん近づいてきています。

田中 嫌だ! あぁ、ヤバい。本当に嫌だ……。

──まだ時間が少しありますけど、きっとアッというまに過ぎていくんでしょうね。

田中 そうですね。このあいだ(3月2日)、秋葉原のAKB48劇場でチームHの出張公演をやらせていただいたんですけど「たぶん、この劇場で莉乃ちゃんと一緒に踊るのは最後になるんだろうな……」って思ったら、すごく寂しくなっちゃいました。ずっと莉乃ちゃんと一緒にいたり、一緒に活動することが、自分の中で「当たり前」になっていたんですよね。

──田中さんがHKT48に加入したときには、すでに指原さんもHKT48の一員になっていましたからね。

田中 でも、そうやって「寂しいな」って思うばかりじゃなくて、これから起きるひとつひとつの出来事って、その日しかない大切なことになるので、ポジティブに考えていかなくちゃいけないなとは思いました。

──ちなみにAKB48劇場での出張公演では、なにか「その日しかない」出来事はありましたか?

田中 いつもの通り、でしたね(笑)。莉乃ちゃんは昔から結構、大きな冗談をリハーサル中に言ったりするんですよ。あの日はチームKIVから村重さんが来てくれていたんですけど、その村重さんに向かって「最後に『ジワるDAYS』を歌うから」って、普通の顔をして、サラッとウソをついたんです。村重さんはチームHの公演に出ていないから、それが本当なのか冗談なのかわからなくて「えっ? えーっ!」みたいな(笑)。

──でも、指原さんと村重さんならではの、そういう光景も、たしかにもう見られなくなってしまいますもんね。

田中 そうなんですよ。そんな光景を笑いながら見ていたんですけど「あっ、そうか。莉乃ちゃんはこうやって、その場その場をさりげなく面白くしてくれていたんだな」って、今になって気づきました。本当に大切な存在だったんですよ、HKT48にとって。
CREDIT

取材・文/小島和宏 撮影/加藤アラタ


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