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UPDATE|2022/10/21

『最高のオバハン 中島ハルコ』合田雅吏&蕨野友也が“コメディエンヌ”大地真央を語る

若杉慎之介(蕨野友也) 中島ハルコ(大地真央) 大谷 将(合田雅吏)

大地真央主演・土ドラ『最高のオバハン中島ハルコ』(東海テレビ・フジテレビ系/毎週土曜日23時40分)。第1弾から“助さん格さん”として大地真央演じるハルコの手足として動き、問題解決の手助けをするのが、ハルコクリニックの事務長・大谷役の合田雅吏(ごうだ・まさし)と、ハルコの秘書・若杉役の蕨野友也(わらびの・ともや)。2人から、第1弾との違いや大地の魅力を聞いた。

【写真】大地真央主演・土ドラ『最高のオバハン中島ハルコ』場面写真

──第1弾に対して周囲の反応は?

合田 よく自分が出ている番組の話をすると「見ていますよ」と言われますが、この作品は周囲の食い付きが違ったんです!やっぱり皆さん勧善懲悪モノが好きなんですね。特に印象的だったのは、本家※でご一緒した俳優の照英くんから久々連絡が来て「娘がめちゃくちゃハマっていて何回も繰り返して見ている」と言われたこと。大人はもちろん、子どもたちまで楽しんでもらえるドラマだと思うと凄く嬉しかったし、自信になりました。

蕨野 僕も同じで、舞台が愛知だったことから、特に東海3県に住んでいる友達からの熱量が凄かったですね。ドラマで愛知の特産品を取り上げ、それが全国放送で流れて脚光を浴びるというのが嬉しいという声もいただきました!

──第2弾のオファーを受けて&台本を読んで。

合田 まだ世の中が少し不安な中で「笑いあり涙ありで、みんなの気持ちを明るくする作品がまたできる!」と本当に嬉しかったですね。「刀匠の後継者問題」を取り上げた第1話の台本は、想像のはるか上を行っていて、時代劇に長く携わり伝統文化に興味があった自分には、本当に考えさせられましたし「自分も前作よりパワーアップしていかなきゃ」と身が引き締まる思いでした。

蕨野 第1弾のクランクアップ時、松本プロデューサーからデカい文字で一言「また一緒にやりましょう」とお手紙をいただいていたので特に驚くこともなく「また一緒に頑張るぞ」と思いました。台本はどの話も本当に面白くて「皆さんに早く見て欲しい」と思いましたし「今回もみんなの記憶に残るメッセージ性のあるドラマのために自分も頑張ろう」と気持ちが奮い立ちました。

──第1弾との違いは?

合田 大谷としては前回からの爺や的な部分を膨らませて、語尾は「〇〇ですな」と明るく柔らかく表現し、ハルコ先生を温かく包みこむような感覚で演じています。例えば、ハルコ先生が相手をタジタジにさせるところも前回は「ふむふむ」と真面目に聞いていましたが、今回は「またやっていますね」と楽しみつつ笑顔で見守っています。今回、三河弁がほぼ無いのは助かりました(笑)。若杉とのアドリブ的なところは「2人の阿吽の呼吸でやっていこう」と話しましたね。

蕨野 撮影前に監督たちと話したところ「大谷が“動”だとすると、若杉は“静”なので、その対比をお願いします」ということだったので、若杉としてはハルコ先生のサポートというより、秘書として全てを理解しているという姿勢に徹しています。なので、ハルコ先生の突飛な言動も若杉からしたら「あ、いつも通りです」みたいな感じで冷静に見ている(笑)。そんな風にハルコ先生の受け止め方や、それに対する“2人の反応の違い”なども見てもらえたら嬉しいです。

──2人から見た“ハルコ”大地の凄さとは?

合田 今回、大地さんのコメディエンヌっぷりがパワーアップしていまして。例えば相手に「〇〇なのよね?」と言って、相手がタジタジになっているところに「ね?ね?」と念押しするのですが、その言い方が絶妙なんです!普通の人がそれをやったら嫌味で終わっちゃうけど、大地さんはそうはならない。強さと可愛らしさがあり、結果もの凄く高圧的に押しているのに笑えちゃう。「笑わせようと思って笑わせる」のと「真剣にやって面白い」のでは後者の方が究極のコメディー!大地さんのその凄さが見られるシーンは毎話あるので是非楽しみにしていて下さい。

蕨野 例えば、第1話の刀匠とのシーンでは実際に本物の刀を使ったのですが、刀の扱い方などその道のプロの方が何十年としてきた仕草を撮影中の数時間で身に付けて見せるわけです。プロから教わり、本番を撮り切るという作業は毎話のようにあって、こなすのは凄く大変なこと。そこに真摯に取り組まれる大地さんの姿を毎回一番近くで見られるのは僕にとって良い経験です。

──視聴者へのメッセージをお願いします。

合田 勧善懲悪の爽快さの中にも社会に対するメッセージがきちんと入っていて、それが全体的にスケールアップしています。「エプロン男子」の大谷としては今回もエプロンを何パターンか用意していますし、前回以上に料理ができる風を出しているので、その点も是非見てください!

蕨野 見てスッキリするドラマですが、ただ悪い奴を倒すだけでなく「何故それが起きているのか」「何故そういう世の中になってしまったのか」を視聴者に問うメッセージも含まれた作品です。ドラマを楽しんだ後、数分でも良いので、その点も感じて、考えていただけると嬉しいです。

※2003~2010年TBSの『水戸黄門』に5代目格さん役で出演中、2002~2007年に風の鬼若役の照英と共演した。

▽第3話あらすじ
ハルコ(大地真央)のツレで老舗ういろう屋の四代目・三島昭宏(田山涼成)から次なるSOSが!ずばり名古屋の仏壇店で謀反が起きたという。いづみ(松本まりか)と共に名古屋・大須仏壇通りへ向かうハルコ一行。江戸時代から続く尾上仏壇店では高級な名古屋仏壇を守りたい五代目社長夫人の益代(赤座美代子)と、経営を合理化したい嫁の満寿絵(上野なつひ)が骨肉の嫁姑バトルを展開!さらにハルコが火に油を注ぎ大騒動に!そんな中、いづみはイケメン和尚の得田(バッドナイス常田)にほのかな恋心を抱き...仏壇屋のお家騒動の行方やいかに!?いづみの恋の行方やいかに!?

【あわせて読む】松本まりか、大地真央と阿吽の呼吸「何でもぶった斬ってください」

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