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UPDATE|2022/10/24

解散目前、26時のマスカレイド・森みはるの心境「ようやく今後を考えられるようになった」

森みはる 撮影/山田健史

“ニジマス”の愛称で知られるアイドルグループ・26時のマスカレイドの森みはるが、2nd写真集『Lastart』(扶桑社)を10月24日に発売する。インタビューの後編では、かつて人見知りだったという彼女がグループのメンバーと絆を深めていく過程や、夢であった日本武道館公演を経て解散を目前にするグループへの思い、その後の展望について聞いた。(前後編の後編)

>>前編はこちら

【写真】透き通りそうなほどの美貌、森みはるの撮りおろしカット【10点】

──今でも初対面の方とのお話は得意ではないという森さんですが、グループのメンバーと初めて出会った時も人見知りはされたのでしょうか。

森 そうですね。最初はあまりしゃべったことのないメンバーとかもいたし、みんなで一緒にならしゃべれるけど、2人になったら何をしゃべっていいか分からない、ということもありました(笑)。

──それから6年経って、グループの絆が深まったわけですね。

森 それはすごく感じます。最初の頃はアイドルについてよく分かっていなかったし、立てるステージも全然大きくなかった。ファンの方もあまりいなくて、特典会とかで待っていても誰も来ないんですよ。今考えたらメンタル的にきつかったと思います(笑)。しかも、実は売れていない頃の方が忙しかったような気もしていて。学生だったので、学校に行っていたこともあると思うんですが、多いときでは月に24本ライブをするようなこともありました。衣装も自分たちで管理していたので、合間合間に洗濯をして。ライブが2、3本ある日は衣装も自分たちで複数持っていくんですよね。どこに行くのにも、遠かったとしても電車だし……結構ハードでした。

──確かにすごくハードな生活ですね。

森 でもメンバーとずっと一緒に移動したり、楽屋にいたりすることが楽しかったんです。仕事ももちろんそうだけど、一緒にいることが楽しいから、つらいことがあっても「いやだな」「行きたくないな」とはあまりならなかった。本当にこのメンバーで良かったなとすごく思います。

──そんな仲の良い26時のマスカレイドが、とうとう10月末で解散なんですね。

森 「今の5人で解散しよう」というのはもともと決めていたんです。誰かが卒業していく形ではなく、「終わりはみんな一緒にしよう」って。でも私は今年とは思っていなかったので、個人的には急だなという感覚がありました。でも私は、自分ではそういう大きな決断をできるタイプではないんです。どういうタイミングで、どういう理由で解散することになったとしても、私は絶対に悲しくなって泣いちゃう。たとえばすごく嫌なことがあったから辞める、となったしても、最後には「なんで辞めるとか言ったんだろう」って泣いちゃうと思うんですよ。こういうタイミングがなければ、私はズルズルと甘えてしまったと思う。

AUTHOR

山田 健史


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