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UPDATE|2019/03/20

AKB48山田菜々美「何もかも中途半端だった私がチーム8のためなら本気になれる」


──山田さんはこの5年間、どんな変化がありました?

山田 全てがガラッと変わりました、考え方は特に。最初の頃は、私の大好きな前田敦子さんのようなキラキラした理想のアイドル像をそのまま突き進もう! と思っていたんですよ。握手会も「来てくれたんだぁ~♪」みたいなザ・アイドルみたいなことを言って、上目遣いで両手掴んでブランブランさせよう! とか考えていて。それがしばらくして、それだけでは埋もれるという現実にぶち当たってしまって(苦笑)。しかも『AKB48のあんた、誰?』(NOTTV)への出演したときに、関西人やからと笑いを求められて。あ、私ってキラキラした方じゃないんや……と、その時に気が付いて。まぁ確かに、自分でもちょっとムリしてキラキラをやっていた部分があったので、この流れを受け入れて良かったと思っています(苦笑)。

──今では、笑いも喋りもイケて、しかも主演映画『黒看』で見せた演技力の高さなど、多彩さが1つの魅力になりましたからね。

山田 いやいやいや、そんな……うれしい限りです(照笑)。

──謙虚さは変わらない(笑)。山田さんをはじめ、個々の活動が忙しくなってきた今、チーム8が集まる機会は以前より減少しました。

山田 そうですね。チーム8は毎年のようにメンバーが新たな夢を見つけて巣立って行きます。なので、毎回コンサートのたびに「このメンバーで集まるのはこれで最後かも……」と思いますし、『47の素敵な街へ』の県名を言う所も、この呼び方はこれで聞き納めになるかも……と、全員が思っていて。時間が経つほど、今という時間を大切にしなくちゃと思うばかりです。

──最後に。5周年という節目を迎え6年目へ向かうチーム8は、どんなチームでありたいですか?

山田 “チーム8と言えば?”と聞かれたとき、ワッといろんなメンバーの名前が出るような、そんなチームを目指したい。今ならチーム8=(岡部)麟ちゃん、ゆいゆい、成ちゃん(倉野尾成美)の名前がパッと出ると思うんです。ただ8はこの3人に負けないぐらい、ものすごく魅力と個性を持ったメンバーばかりなので、見つからないのはやっぱもったいない。もっと多くの方に見つけていただけるような存在になりたいです。5周年コンサートはモチロン、「会いに行く」イベントも復活させて、これからもより全国に8を届けていきたい。私としてはこれからもチーム8のために自分を磨き続けたい。8のために活動することが私にとっての幸せなんです。

──8愛がスゴイ!

山田 (噛みしめるように)ハイッ!! 8のことホンマに好きなんです。何もかも中途半端だった私が、8のためなら本気になれますから。

(『月刊エンタメ』2019年4月号掲載)


やまだ・ななみ
1999年2月9日生まれ。兵庫県出身。AKB48チーム8、チームK兼任。ニックネームは「山田」。

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