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UPDATE|2022/10/09

人生はゲームと共に、ストリーマーyunocyが語るゲーム配信の苦楽「おばあちゃんになるまで続けたい」

撮影/友野雄

世界的デバイスメーカー・RAZERと日本人女性として初めてパートナーシップを結んだストリーマーのyunocyが9月27日、1st写真集『_inter/face』(白夜書房)を発売した。後編では近年注目を浴びるストリーマーの仕事について語ってもらった。

【写真】かつてはグラビアアイドルとしても活躍、yunocyの撮り下ろしカット【9点】

yunocyの人生はゲームとともにあった。父親や親戚がゲーム好きだったこともあり、幼少期からゲームには慣れ親しんできた。高校時代は学校よりもゲームセンターが憩いの場だった。

「高校には行っていたんですけど、ギャルが多い学校で(笑)。私も見た目は派手だったんですけど、中身はもう完全にゲームオタクだったんで、ゲーセンの方が居心地がよくって。文化祭とか、修学旅行とかは休みましたね」

高校2年生の頃に撮影会のモデルになったことをきっかけに、グラビアアイドルとして芸能界デビューする。ただ当時からグラビアよりも、ゲームの仕事が多かった。ストリーマーとなったのは自然なことだった。

「ずっとゲームのお仕事も多かったですし、グラビアを始める前から、ゲーム会社に着くのが目標でした。だからストリーマーは天職ですね」

きっぱりと言い切るyunocyの顔からは、充実感がうかがえる。

ここ数年はeスポーツの盛り上がりや、ストリーマーや芸能人によるゲーム配信も人気となり、ゲームを取り巻く環境も変わってきた。

「前は『ストリーマー? 何?』という感じだったんですけど、今はストリーマーと言って、すぐ何かわかってもらえることが増えました。周りのタレントがメインの方でストリーマーにシフトした人も増えました。あとゲームのイベントが本当に増えたので、楽しいですね」

一方で注目度が高まったことで、人気ストリーマーが配信中のひと言で炎上し、それがネットニュースになり騒動となることも増えた。yunocy自身も配信には気をつけているという。

「配信中の言動には怖いので気をつけていますね。ゲームやるときって、知らない人とパーティーを組んで遊んだりするので、そういう時の発言にも気をつけてはいます」

ゲームの配信は1日10時間を超えることもざらだ。体力的にきつい場面も少なくないという。

「長い配信となると途中で腰も、肩も、首も痛くて『もう死ぬかもしれない』となります。ただゲーム中は集中しているので、体の痛みを感じなくなるんですけど、ちょっと休憩を入れると体がやばくて(苦笑)」

特にyunocyの悩みとなっているのが睡眠だ。

「ゲームって長いと10時間以上やるじゃないですか。その10時間はずっと座った姿勢なので、脳は疲れてるけど、体は疲れていない。だから全然寝られないんですよ。私はもともと眠りが浅いんで、配信が終わった後に寝ると、配信する夢を見るんですよ。それが結構悩みです。夢の中で配信して、また起きて配信をするみたいな。ちょっとおかしくなっちゃいそうな時はありましたね(笑)」
AUTHOR

徳重 龍徳


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