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UPDATE|2019/02/27

乃木坂46 高山一実写真集発売記念お渡し会「誰も挑戦していない道を進みたい」

乃木坂46の高山一実が2月26日に写真集『独白』を発売。これを記念して、東京・福家書店新宿サブナード店にて写真集のお渡し会を開催した。


今回の写真集のロケ地はヘルシンキを中心としたフィンランドの街々。かつてグラビアの撮影で入った本屋でたまたまヘルシンキの雑貨の本を手に取り、それから「ずっとヘルシンキに恋をしてきた」という高山、憧れの地を踏んだ感想を聞かれると「着いた瞬間にもう切り取る場所、切り取る場所がすべて素敵で、地球は丸くてつながってるはずなのに、空すら日本と違う感じがして嬉しかった」と興奮気味に語った。

また、ホテルの窓から見た横断歩道を渡る現地の人たちが、青信号が点滅すると(急いで渡ろうとする日本と違って)、立ち止まり、ゆったりと赤信号になるのを待つ姿にも感動したと高山らしい感想も。

高山一実
本人お気に入りのカット。

記者からお気に入りのカットを聞かれると2カットを挙げ、「(犬と写っているカットは、撮影中)動物には本当に嫌われて、鳩もたくさん逃げていくし、犬もこっちを向いてくれなくて悲しい表情をしています」「(湖のカットは)サウナから10歩歩くとこの湖なんですけど、普段から住民の方が使ってらっしゃるサウナをお借りしたんですけど、実際にこのカットの前後にサウナに入っています」と解説した。

サウナは現地では毎日入っていたらしく「日本に帰ってきても行きたいなと思い、携帯とかで探しました。お正月は仲のいい女子3人でサウナに入って未来について話しました。サウナって何もない空間だから、自然と口を開いちゃうというか、サウナでしか話せない話をよくするんです」とその魅力についても触れた。

撮影に備えて「乃木坂46に入って一番絞った」といい、「プロポーションもそうですし、心情的にも一番ベストな状態だったと思います。肩の上に乗っていた重りのようなものを全て外した状態で行きました。絞ったスポンジの状態だったので、(フィンランドでは)『わーっ』と吸収できました。一番良いときに撮れた」と充実の撮影を振り返った。

写真集の実物が高山の元に届いたのは、京セラドーム大阪で開催された「乃木坂46 7th YEAR BIRTHDAY LIVE」の3日目のこと。「楽屋の端っこの方に置いておいたんですけど、裏ではみんな(ライブの)確認とかしなくちゃだめなので、到底見てなんて言い出せなくて」とメンバーにはまだ見せてないが、「さっき齋藤飛鳥ちゃんから『おめでとう』っていう連絡が届きました。(齋藤は)私が撮影から帰ってきてからずっと『早く読みたい』って言ってくれてるので見せたい」と話した。

その京セラドームでのライブの感想を聞かれると、「1日目に西野七瀬ちゃんと『光合成希望』を歌わせていただいたんですけど、日が経つと改めて、最後にそれができて良かったなって思います。最終日は顔がボロボロになるくらい泣いてしまって、次の日も実は涙が止まらなくて」と話しつつも、「2日経って元気になってます」と笑顔で復調をアピールした。

高山一実
通常版表紙

(通常版の)表紙のカットについて聞かれると、「私はこの表情がすごく好きで、このときどう思っていたかも実は覚えていて、その感情を思い出すだけで将来嬉しくなるような、なんだか泣いてしまうんじゃないかって思うぐらいの、色んなことを思っての表情なので、この写真を表紙にしました」と述べた。

高山と言えば、小説『トラペジウム』が20万部を超えるベストセラーになっているが、記者から「写真集もそれぐらいの部数いきたい?」と聞かれると、「書店で小説と写真集が並ぶというのはそれだけで胸がいっぱいなので、これが残せたということが私の中ではひとつの達成だと思います」と答え、「白石麻衣さん生田絵梨花さんの写真集が30万部を超えて話題になっているが……」という質問には「私は今までも人と比べるのが苦手で、『トラペジウム』は誰も挑戦していない道を進みたいと思ったからこそ書けたものだと思っていて、それがいい方向に進んだので、人に『勝つ』よりは自分に『克つ』克己心で挑みたいと思っています」と高山らしい回答。

最後は「写真集を作るってなった時から正面から向き合って、それが一冊にまとまって、自分の中ではこんなにも満足がいくもの、100点のものができました。もしよかったら手にとっていただいて、感想を教えてくれると嬉しいです」と語り会見を締めくくった。


高山一実写真集 独白
発売日:2019年2月26日(火)より全国順次発売
定価:本体1800円+税
撮影:嶌村吉祥丸
判型:B5判変型/小冊子付き
発売元:株式会社 徳間書店

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