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UPDATE|2022/09/17

もはやK-POPでなくてはならない存在に、韓国で注目を集める日本人3人

左からカズハ(LE SSERAFIM)、ツキ(Billlie)、ヒナ(LIGHTSUM)

K-POPアーティストとしてデビューする日本人が増えている。 現在の日本の何度目かのK-POPブームが、BTSが世界的にブレイクし、BLACKPINKがデビューした2016年に始まるとしても、TWICEの3人(ミナ、モモ、サナ)、IZ*ONEの3人(宮脇咲良、矢吹奈子、本田仁美)がいなかったら、今の盛り上がりはなかったかもしれない。さらに近年では、aespaのジゼル、IVEのレイ、Billlieの2人(ツキ、ハルナ)、kep1erの2人(ヒカル、マシロ)の活躍もブームを大きく牽引している。

【写真】韓国で注目を集めるカズハ(LE SSERAFIM)、ツキ(Billlie)、ヒナ(LIGHTSUM)

2022年8月現在、練習生まで含めると、およそ200人の少女が韓国でK-POPアーティストとして、または練習生として活動している。 さらに視野を広げ、衣装、ヘアメイク、照明、ボーカルトレーニング、広報、スチールカメラマン、ダンサー、演出まで含めると、K-POPの現場で働いている日本人はおよそ1200人と言われる。

韓国の立場から見れば、日本は米国に次いで世界2位の市場だ。だが、そんな市場的な意味だけではなく、アーティストやスタッフなどの人材面でも、K-POPにとって日本は、なくてはならない存在になっている。さらに、現在では、NiziUのように、日本でオーディションを開催し、コンセプトや音楽制作と振り付けは韓国でプロデュースし、日本のレコード会社の元、日本に軸足を置いて活動するといった新しいモデルも存在する。これからも両国のこの関係はさらに深くなっていくことだろう。

今回は韓国でいま注目を集める日本人の女性3人をご紹介したい。

■1 中村一葉【LE SSERAFIM(ル セラフィム)】
LE SSERAFIMはBTSを擁するHYBEとその傘下レーベルSource Musicが共同で手掛ける女性アイドル。宮脇咲良が所属していることでも有名だ。韓国人3人、日本人2人で構成される。カズハは2003年生まれ。大阪府出身。3歳からバレエとコンテンポラリーダンスを学び、中学生の時、BLACKPINKの『BOOMBAYAH』のミュージックビデオを見てK-POPにハマった。 その後、BLACKPINKの大阪コンサートに行き、感動の涙を流したという。

2015年から2019年まで毎年、日本の有名なバレエコンクールで受賞歴があり、高校生の時にはオランダ国立バレーアカデミーに留学。留学当時、ルームメートが韓国人で、よく韓国料理のトッポッキを作って食べ、韓国ドラマも一緒に見たという。

オランダで留学生活をしていた2021年に、コロナのためにオンラインで行われていたSource Musicのオーディションに応募。学校でバレエ団へのオーディションを準備していた時期に合格の連絡を受けた。

韓国に来るまでの2ヶ月間、Zoomで韓国語の授業を受け、ボーカル&ダンストレーナーがオランダに直接訪ねてきて、彼女にデビュー曲の振り付け、歌、ラップを教えたという。 午前はボーカル練習、午後は振り付けという期間を経て、2022年1月、渡韓。ホテルで自己隔離期間を過ごしたが、その間も一人でデビュー曲『Fearless』の振り付けを練習したという。宿舎に到着した翌日から『BlueFlame』の録音を始めたが、宮脇咲良におおいに助けられたという。
AUTHOR

金 大俊


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