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UPDATE|2022/09/03

「やっぱり離れられない」元ラストアイドル岡村茉奈が関西に戻って感じた活気と仲間の存在

岡村茉奈

日本ハムファイターズの「きつねダンス」が球界を席巻した2022年、旋風に負けじと日々「おりほー!」を叫んでいるのが元ラストアイドルの岡村茉奈だ。オリックス・バファローズのBsGirlsとして京セラドーム大阪で踊っていた日々からバファローズとの縁を忘れず、今シーズンにはその思い出の地での始球式がかなった。「オリ姫」筆頭に名乗りを上げる彼女にバファローズに賭ける熱意と、ラストアイドルを経て地元・関西で活動する近況や抱負を聞いた。(前後編の後編)

>>前編はこちら

【写真】オリックスグッズに身を包んだ岡村茉奈の撮りおろしカット【16点】

──9月1日~4日に、劇団そとばこまちの舞台『五右衛門』に出演されます。稽古の雰囲気はいかがですか?

岡村 皆さん汗だくで、稽古からすごいパワーを放っています。主演の行澤孝さんはじめ、ベテランの方々も「本当に稽古なん!?」って思うくらい本気で臨んでいるんです。それに休憩中でもキャストを和ませてくれますし、芝居以外でも学ばせてもらっています。私は今回オープニングとエンディングでは、役者だけではなくダンサーとしても出演させていただいて、行澤さんの石川五右衛門と一緒にいる佐吉という少年の役も演じます。少年らしい元気さを出しつつ、佐吉が五右衛門の正体に気づいていく過程をどう見せようかな?というのが工夫のしどころかなと思っているので、注目してもらえれば。そとばこまちは関西の劇団の中でも老舗で、昔からいろんな俳優さんの客演もあったりで、稽古もピリッとした雰囲気を感じます。

──お芝居は安土桃山時代が舞台の、ダイナミックな時代劇がコンセプトですね。

岡村 殺陣も格好よさ以上に「この時代に本当に生きていて、いつ殺されるかわからないと思って演じて」と稽古で言われたほどの臨場感・リアルさを舞台で見せていきます。この劇団で鍛えられた、演技以上のリアル感を目指しています。

──今回の舞台はNMB48の加藤夕夏さんとも共演します。

岡村 加藤夕夏ちゃんとは同い年で高校時代からの友達だし、舞台のことも言い合える関係なので心強いです。NMB48は昔から大好きで、渋谷凪咲ちゃんや川上千尋ちゃんがいる4期生のオーディションも、実は私も受けていたんですが、オーディション以来仲良い関係が続いていて。結果は分かれても10年近く同じ業界で頑張る仲間がいるだけでもすごいことだと思うし、励みになります。 ラストアイドルでも、バトルするグループだったんですがメンバーの誰とも仲良くなれて。卒業してからもこれからの幸せを祈れるような関係に恵まれたのは本当によかったです。

──関西と東京、両方で仕事を続けてきて、関西のエンタメも、東京とは違った熱気があると感じましたか?

岡村 そうですね…関西の小劇団の舞台に出る皆さんって、演技だけじゃなくアドリブ力も凄いですね。アイドルでいた時のアドリブってお決まりの萌えゼリフくらいだったのが、もっと笑いのネタも用意しとかなあかんなと思ったり。そとばこまちの舞台に出させていただくのは実は5回目で、BsGirlsを卒業した後にオーディションを受けたのが初めての出演でした。最初はアンサンブルからのスタートだったんですよ。ふすまを開け閉めする裏方業なども経験しました。でも回を重ねていくうちに、お姉さんとして頼られるポジションにもなっていました。ほとんど役のない舞台も経験していたので、「自分に満足しないでお客さんに覚えてもらおう、満足してもらおう!」っていう緊張感は持ち続けています。関西には他にも壱劇屋さんなどの小劇団はたくさんあって、役者さん同士の客演は多いです。そとばこまちも吉本興業との共演もあります。


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