FOLLOW US

UPDATE|2022/08/29

与田祐希がプラモ作りに没頭、ドラマ『量産型リコ』が教えるモノ作りの楽しさとレトロ感

(C)「量産型リコ」製作委員会

乃木坂46・与田祐希が主演のドラマ『量産型リコ-プラモ女子の人生組み立て記-』がテレビ東京系「木ドラ24」枠にて6月30日から始まっている。与田が演じる平凡なOLの小向璃子が、プラモ作りを通じて人生を切り開いていくドラマだが、BANDAI SPIRITSの協力で実在のプラモデルが毎回登場、模型作りの奥深さを画面からも伝えてくれている。

【写真】プラモ作りに没頭する真剣な表情も見どころ、ドラマでの与田祐希【4点】

 与田が扮する小向璃子はイベント企画会社の「のほほん部署」と言われる3課に勤める若手社員で、何から何まで平均的な女子。言われた仕事はそつなくこなすが、公私ともに野心もなく平穏な日々を送りたいと思うタイプのようだ。

 第1話で同期社員の浅井祐樹(前田旺志郎)に「量産型人間」と言われ、もやもやを抱えた璃子の目にとまったのが、商店街にたたずむレトロないでたちの模型店「矢島模型店」。店主のやっさんこと矢島一(田中要次)とアルバイト店員の郁田ちえみ(石川恵里加)に誘われ、モデルを組み立ててみる。

 プラモ作りは素人の璃子が、プラモデルの世界に足を踏み入れていく描写が巧みだ。第1話で選んだモデルは「機動戦士ガンダム」シリーズの量産型モビルスーツのザク。これをゼロから組み立てていく。

 組み立て前にパーツをランナーからニッパーで切り離す。パーツを接着剤で組み立てていく。パーツの表面を整えるためにヤスリがけをする。乾燥させて塗装する…いずれもプラモ作りの基本になるがカメラはその様子をクローズアップして丁寧に追う。余計なナレーションもなく、黙々と作業に打ち込む与田の真剣な表情につい見入ってしまう。

店主の矢島も、超初心者の璃子と画面の向こうの視聴者に向けてマニアックすぎず的確にプラモ作りのコツやモデルの情報、工作のポイントを教えてくれる。初めて聞くプラモ用語や作業に目を丸くしながらも、ザクを完成させた時の璃子にこぼれる笑みはすっかりプラモの沼に足を踏み入れているかのよう。

RECOMMENDED おすすめの記事