FOLLOW US

UPDATE|2022/08/26

九死に一生を得たDJ KOOが激白「不健康なミュージシャンなんて時代遅れ」

DJ KOO 撮影/荻原大志

TRFのDJでありリーダーとして、日本のダンスミュージックシーンを牽引したDJ KOO。近年ではバラエティ番組にも数多く出演し、幅広い層から人気を集める彼だが5年前には九死に一生の経験をした。今回、初の健康本『あと10歳若くなる!  DJ KOO流 心・体・脳の整え方』(PHP研究所)を上梓したDJ KOOに闘病の日々、そして自身の健康法について振り返ってもらった。
(前中後編の前編)

【写真】大病を克服し更なる活躍をみせるDJ KOO 撮り下ろし写真【10点】

──今回、DJ KOOさんは『あと10歳若くなる! DJ KOO流 心・体・脳の整え方』を上梓しましたが、健康に目覚めたきっかけは、やはり5年前に患った脳動脈瘤の件が大きかったですか?

DJ KOO(以下、KOO) そうですね。あのときに人生観がすべて変わりましたから。健康に対する考え方だけじゃなくて、仕事に対する取り組み方や家族との接し方も含めて本当にすべてが。九死に一生を得たものの、今はこうして元気に活動していられる。これはもう“いただいた命”なんだと感謝しております。運命や周りの人たちに感謝しつつ、世の中に元気を届けていくのが自分の使命だと強く感じるようになりました。

──使命感もあるわけですね。

KOO たとえば僕がメディアを通じて「みなさんも人間ドッグに行ってくださいね」とコメントしたとします。それで実際に予約をする人もいるだろうし、そこで病気が早期発見されることもあるでしょう。僕の場合は非常にラッキーなことに出演番組で病気が見つかったわけですけど、そんなケースは普通に生きていたらないですよ。だからこそ、健康診断や人間ドッグは絶対に受けるべき。それは自分だけでなく、周りの人間を心配させないためでもあります。

──近年のKOOさんは、以前にも増してマルチに活躍されている印象があります。

KOO 僕、今年で61歳なんです。でも、いくつになっても新しい刺激に触れたり、知らない知識を吸収していくことが楽しくて仕方ない。むしろ若かった頃よりも発想が柔軟になっている気がするんですよね。どんどん気持ちがオープンになっています。僕の本業はあくまでもDJですけど、「なんでもやってやるぞ!」という極めて前向きな感覚。

AUTHOR

小野田 衛


RECOMMENDED おすすめの記事