──発表して握手会のファンが増えたそうですね。
大久保 それは聞き捨てならない。卒業を利用してますよ！
──高橋みなみさんみたいに発表から1年かけて辞める例もあります。
大久保 あれはとてもキレイな辞め方だと思いますよね。後輩にちゃんと引き継いで。でも、あなたはどんな辞め方でもいい気がする。
松村 本当は在籍中に、次の所属事務所を決めて卒業していくのがベストなんです。AKB48グループはハロプロみたいにOGの面倒を見てくれないので。
大久保 ってことは、芸能界にまだしがみついていこうとしてるわけね。
松村 やりたいなって気持ちはすごくあるんですよ。でも自分のことを客観的に見たときに、48グループにいるから珍しがられたり、面白いとか言われてたけど外の世界で珍しがられるほどの価値はないのかもしれないなって。
大久保 あなた次第だと思うけどねぇ。今のだーすー（須田亜香里）とかバラエティ番組でえげつない頑張り方してるよ。
松村 だーすーは報われてよかったなって。もともと何で事務所入らないのってぐらい頑張ってて、今に繋がってるから。でも私は自信なくて。
大久保 それはもう自分をごまかしてさ、根拠のない自信を持っていくしかないよ。そんな風だったらすぐにつぶされて落ち込んで終わっちゃう！
──松村さんはこの先どんなことをやっていきたいんですか？
松村 もともとやりたいと思ったのはバラエティなんです。でも自分の年齢を考えたときに、入る隙間があるのかなって。今までやってきたことをゼロにはしないけど、芸能界じゃない方向の方がいいんじゃないかなって。
──何をやるんですか？
松村 例えばですけど、もともとメイド喫茶をやっていたから、そういうのとか……。
大久保 元SKE48松村の経営するメイド喫茶。それいいじゃない！ 女社長じゃないけど。
松村 何もないのに芸能をやるのはどうかなって思っていて。
大久保 何もないことはないよ。この9年間でそれなりにテクニックや力はついてるし。あと、年取ってた方が絶対に面白いし、バラエィ向きな気はするけどね。
──でも今のままじゃ厳しいんじゃないかと思ってるんですね。
松村 肩書も弱いし、OGの人を見てるとすごい大変そうだし。
大久保 でもあなたの場合は、NGとかないでしょ。他のメンバーたちはどこか捨てきれない感じがあるけど。
松村 そうですね。
