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UPDATE|2022/08/28

HKT48松岡菜摘が卒業を語る「人見知りで根暗な私が変われた、11年間楽しかったの一言」

HKT48 松岡菜摘 (C)Mercury

HKT48の松岡菜摘が8月31日の卒業公演をもって、グループを卒業する。中学生でHKT48に加入し、1期生として、またチームHのキャプテンとして後輩たちを引っ張ってきた。なぜこのタイミングで卒業を決意したのか、そして11年間のアイドル人生を振り返って改めて感じる思いや、後輩へのメッセージなど、たっぷりと語ってもらった。

【写真】HKT48を卒業する松岡菜摘【7点】

7月2日、松岡菜摘は劇場公演で卒業を発表した。

1期生として、これまで数えきれないぐらい卒業発表の瞬間に立ち会ってきたし、キャプテンという立場上、泣き崩れてしまうメンバーをフォローしながら、その場を綺麗におさめるようなこともたびたびしてきた。でも、自分が卒業を発表する立場になったら、そんな経験値はまったく役に立たなかった、という。

「まだ卒業する実感も沸いていなかったんですけど、アンコールの1曲目から心ここにあらず状態でしたね。なにをしゃべったらいいのかもわからないし、だからといってソワソワしていたらバレちゃうじゃないですか? そうこうしているうちに発表の瞬間がやってきて……やっぱり泣いちゃうもんなんですね」

その直前、曲の最中に田中美久と見つめ合うシーンがあったのだが「すでにみくりんは卒業に気づいていたのではないか?」とファンが指摘するほど、彼女の視線はいつもと違っていた。そして、松岡菜摘も無言のうちに返答しているかのように見えた。

「美久は私の変化に気づいていたんでしょうね。あの日は公演前から楽屋で『卒業しないよね?』と話しかけてきたりしたんですよ。で、曲のラストでもじーっと私を見つめてきて、まるで『このあと卒業発表するの?』って聞いてきているようだったんですよ。ここでウソをついても数十秒後にはバレるので『うん、そうだよ』と視線で語りかけました。たしかに配信で見たら、いつもとは違いすぎるシーンだったと思います」

1期生は加入してから約11年、ずっと最前線を走ってきた。

昨年、10周年を迎えるタイミングの前後から卒業するメンバーが増えてきた。いや、他のグループでこんなにたくさんの1期生が10周年まで残っていた例はない。アイドルを10年続けるというのは当たり前のことではないし、卒業するための節目としては申し分ないわけで、多くのメンバーが卒業していくであろうことはファンも感づいていた。そして、松岡菜摘もそこが卒業のタイミングである、と心に決めていた、という。

AUTHOR

小島 和宏


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