──初グラビアの撮影地は台湾だったんですよね。
安倍 今のご時世を考えると、初グラビアで海外に行けるのはすごいことだったんだなと思います。ただ台湾で覚えていることといったら、すごく寒い季節で、湿地帯で震えながらビキニになったり、観光客がいる中、私だけ水着姿になったりしたことです(笑)。「やるしかない!」という気持ちで乗り切りました。
──実際に仕上がった写真を見て、どう思いましたか?
安倍 初めてのグラビアということで、スタッフさんが「勉強のために見ておいて」と撮影したカットを全て送ってくれたんです。2泊3日の撮影だったんですが、初日はぎこちなくて見ていられませんでした(笑)。でも3日目になると表情も作れてきたなと自分でも思いました。
──表紙を飾った『週刊プレイボーイ』発売後の、周囲の反応はいかがでしたか?
安倍 それまで、ほとんどメディアに出たことがなかったので、地元の友達にしたら、私が芸能デビューしたと聞いても現実味がなかったと思うんです。でもコンビニでも私が表紙の雑誌が並んでいるので、それを写真に撮って送ってくれたり、「見たよ」「買ったよ」と連絡してくれたり。世間に知られていくって、こういうことかと実感できました。SNSのフォロワー数も増えて、グラビアをきっかけに知ってくれた人も多かったです。