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UPDATE|2022/08/07

チャンス大城が語る壮絶人生「千原兄弟さんがいなかったら100%芸人を辞めていた」

チャンス大城 撮影/松山勇樹

『人志松本のすべらない話』『さんまのお笑い向上委員会』(フジテレビ系)、『水曜日のダウンタウン』(TBS系列)、などで自らの壮絶なエピソードを話し、驚愕と共に大爆笑をかっさらう芸人・チャンス大城が自身の半生をまとめた私小説『僕の心臓は右にある』(朝日新聞出版)を上梓した。「まぁ、綺麗ごとにはなっちゃうのかな。でも、誰かを救えたらいいなっていうのもあります」と語る大城は、どんな気持ちで本を書き上げたのか…。(前編後編の後編) 

【前編はこちら】チャンス大城、自殺を考えた過去の自分へ「ダウンタウンさんに会えた、生きててよかったよ」

【写真】私小説『僕の心臓は右にある』を書き上げたチャンス大城

──これまで「芸人」を何度かお休みされていますよね。

大城 はい、何回か芸人を辞めては復活して。ある日『人志松本のすべらない話』の打ち上げで僕が酒を飲み過ぎて松本さんに「大喜利しましょう!」と絡み酒をしてしまい…。そのときも、「もう辞めよう!」と思って千原兄弟さんに最後の挨拶をしようと思ったら、千原兄弟さんのおかげで東京吉本の所属に戻れることになって。本当に全部、助けてもらってます。千原兄弟さんがいなかったら100パーセント辞めていましたね。

──酔って絡んでしまった松本人志さんとの関係はどうなりましたか。

大城 『水曜日のダウンタウン』に出させてもらったとき、松本さんは僕のことをもう嫌いだろうなって思っていたので、僕のロケの映像を見ている松本さんの顔が見られなかったんです。それで、怖くて手で(テレビ画面の)松本さんの顔を隠しながらそーっと確認して。「笑っているかな? 笑ってる、爆笑してる!!」って、嬉しかったなぁ。

──小説を読むと交友関係も広いですよね。

大城 浅く広くです。ありがたいことに、みんなが「しゃーないなー」みたいな感じでいつも助けてくださるので、詐欺師に向いているかもしれないです。

──私小説を出したその先には、ドラマ化、映画化の夢もあると思います。

大城 それはないと思います。だって、どの部分をメインに切り取ったらいいかわからないでしょ(笑)?

──たしかに人生がぎっしりつまっていますもんね。

大城 でも、僕の役はウエンツ瑛士さんにやってもらいたいです。

──山に埋められて、首から上だけ出ているウエンツさんが見られますね(笑)。

大城 「助けてくれー」ってね。でも視聴者から「さすがにチャンス大城として観れないよ」って言う人も出てくるかもしれないですよね、ウエンツ瑛士さんじゃ。

──では、向かいの山に埋められたワダさん役はどなたが?

大城 菅田将暉くん。ガチガチのメンバーでやりたいです。蓋を開けたら実力者のイケメン俳優ばっかりで、「嘘つけー!」と全員を裏切りたいですね。でもあの…マジでやっていただけるんだったら…仲野太賀さんとか(照)。


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