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UPDATE|2022/07/18

役所広司、イオンで永山絢斗とばったり「酒のつまみを買いに行ってました」

役所広司 撮影/大野代樹

俳優の役所広司が7月18日(月)、都内で開催された映画『峠 最後のサムライ』公開後舞台挨拶に、永山絢斗、坂東龍汰、監督の小泉堯史と共に出席。時代劇のおもしろさや、自身が演じた河井継之助について話した。

【写真】舞台挨拶に登壇した役所広司【18点】

同作品で演じた河井継之助について役所は「自分の生き様を若者に見せ『どう生きていくか』『日本をどういう国にしていくか』ということを、言葉よりも生き方で残していったんだと思います」と述べた。

坂東、永山と共演した感想を求められた役所は「『役にぴったりな俳優さんがいるな』って撮影中ずっと思っていました」と称賛。さらに「『永山くんはセリフがなくていいな』って言ったら『セリフがないのも辛いんです…』って返されました(笑)」と振り返った。永山は「とにかくずっと緊張していました。短い期間ではありませんでしたが、想いをキープして最後までできたっていうのはもちろんあります」と胸を張った。

また、永山は「松蔵さん(永山演じる)のお墓参りに行こうと思い、イオンにお花を買いに行ったら、役所さんとばったり会うというとてもレアな経験をしました」と告白。これを聞いた役所は「僕は多分、部屋で食べる酒のつまみを買いに行っていましたね(笑)」と笑顔を見せた。

同作品の美術の完成度について尋ねられた役所は「美術には小泉さんが非常にこだわっていました。ロケ場所のセットでも国宝級、何百年もそこにあるかのような柱など」と言い、続けて「俳優は嘘をやるわけですけど、そういった物があることによって、恥ずかしくなく、思いっきり嘘がつけるんです。美術が俳優に与える影響は大きいですね」と口にした。

さらに、時代劇のおもしろさについては「人間の性格や生き方は、今もそんなには変わらないんでしょうけど、時代劇はいろいろなことが簡潔ですよね。余分な物を削り取った人の生き方、日本人の習慣や文化などをシンプルに伝えられるのが時代劇な気がします」と語った。

最後に、役所は「映画って1度じゃ見切れないと思います。『こんなシーンあったっけ』ってこともあると思うので、ぜひまた劇場に足を運んでください」と締めくくった。

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