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UPDATE|2022/07/01

休井美郷が語る“あざとさ”「ボディタッチや色気を使うこととイコールではない」

休井美郷 撮影/荻原大志



──先ほどあざといともともとよく言われていたとおっしゃっていましたが、休井さんはどんな学生だったんですか?

休井 昔も今もなんですけど、本当に自由人でした(笑)。学校だと、女の子ってよくグループに分かれたりするじゃないですか。でもどこにも属さないでフラフラして、気分次第で毎日違う子とお昼を食べたりしていましたね。結局卒業旅行もいろんな子と何回も行きましたし、振り返ると自分でも不思議なポジションでしたね(笑)。

──何回も卒業旅行に行けるのは楽しそうです(笑)。人との付き合い方に関して、大人になってから変化はありますか?

休井 ありましたけど、本当に友だちは少ないです。狭く深くタイプですね。

──どういう方と仲良くなりやすいですか?

休井 性格もバラバラですし、それこそ見た目も服装も、好きなものも共通していることって何もないかもしれないです。お酒好きなぐらいかな(笑)? 別に飲めなくてもいいんですけど、やっぱ飲んで喋ると一歩踏み込めるみたいなところがあるじゃないですか。それで仲良くなりやすいのかもしれません。

──今回写真集を出すという夢を叶えて、この先に思い描いていることはありますか?

休井 芸能活動をするにあたって1つ重点を置いているというか、みんなに伝えたいと考えていることがあるんです。それは何歳で芸能界に戻ってきても大丈夫だし、逆に辞めるときも勇気が必要だということ。というのも、私がアイドルをやっていたときはまだ若くて何をしたらいいかも分からない上に、相談できる同じような経験をしてきた人もいなかったので、人生の中で一番辛い時期だったんです。でも一度芸能の仕事を辞めて戻ってきて、今はパン講師のお仕事もすごく楽しいんです。なので、そういうことを伝えるためにも、自伝のような30歳になるまでの生い立ちをまとめた本を書きたいんです。

──執筆志望とは驚きました。休井さんも辛い時期に、そういう助けになるものがほしかったから、ということでしょうか?

休井 そうですね。私はめちゃくちゃ田舎育ちで、周りに芸能のお仕事やアイドルを経験してきた人がいなかったので、上京してから本当に辛くて(笑)。でも誰か体験談を教えてくれる人がいたらいろいろ相談できただろうし、考え方が変わっていたりしたのかなと思うんです。きっと同じ境遇の若い子も多いと思うんですよ。だから私が経験してきたことを伝えることで、誰かの勇気になったらなと思っています。

>>後編はこちら

(取材・文/東海林その子)

▽休井美郷(きゅうい・みさと)
1991年4月22日生まれ、大阪府出身。Amazon Prime Videoの人気番組『バチェラー・ジャパン』シーズン4で注目を集め、パン教室の先生として働く”あざとい系女子”として話題を呼んだ。『あざとくて何が悪いの?』(テレビ朝日)などのテレビ番組にも出演しタレントとしても活躍している。
Twitter:@kyuui_misato
Instagram:kyuui_misato
CREDIT

取材・文/東海林その子 撮影/荻原大志


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