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UPDATE|2022/06/13

空手家で看護師で女優、長野じゅりあが語る水着グラビアデビューとプロレスデビュー

撮影/松山勇樹

脳外科の看護師として働きながらTikTokのフォロワーは90万人。5歳から始めた空手では世界一になったことも。アクション女優、タレントとしても活躍する“四刀流”長野じゅりあが、今度はプロレスラーとしてリングデビューを果たした。「自分に妥協することが許せない」と言い放つド根性の持ち主だけに、その突貫ファイトは壮絶そのもの。なぜ彼女はプロレスデビューに至ったのか。その波乱に満ちたこれまでの半生を振り返りつつ、今後の目標を熱く語ってもらった。(前中後編の後編)

【写真】プロレスコスチュームで見事なハイキックを見せる長野じゅりあ、ほか撮り下ろしカット【13点】

【前編はこちらから】TikTokでも話題、長野じゅりあのキュートすぎる空手バカ一代記

【中編はこちらから】空手家から看護師、女優へ…長野じゅりあが語るひとつに絞らない生き方

──芸能事務所に所属して女優復帰したのが23歳のとき。そこからはドラマ出演に加えて、バラエティやグラビアでも活躍しています。

長野 もともとグラビアには興味があったんです。芸能界に復帰するタイミングでグラビアを見てみたら、すごく綺麗だなと感じたんですよね。私の場合は空手をやっていたから、パンチとかキックを取り入れることで美しい写真が撮れるんじゃないかなと思ったんです。だから去年「グラビアなんてどう?」とお話をいただいたときは、二つ返事で「やります!」と伝えました。

──初めての水着も抵抗はなかったですか?

長野 全然なかったですね。撮影はめっちゃ楽しかったです。現場で「綺麗だね」「可愛いね」とか言ってもらえるのもうれしかったし、出来上がった写真を見ても「加工もしていないのにプロのカメラマンはやっぱり違うな」と感動しました。美しいなあって見とれちゃって、まるで自分じゃないみたいに感じたくらいです(笑)。

──TikTokやYouTubeでも積極的に発信していますよね。TikTokのフォロワー数が90万人ということに驚かされました。

長野 自己プロデュース的なことは好きなほうだと思います。TikTokも最初は再生回数がまるで伸びなかったんですよ。だけど自分の個性が“空手”と“看護師”にあるということを見つめ直してシフトチェンジした瞬間、一気にバズったんですよね。「そうか。自分が求められているのは、この枠なんだな」と改めて気づかされました。私はとりたてて可愛いわけでもないし、スタイル抜群でもないけど、流行りのダンスに空手をミックスさせたりすることで「面白い!」って言われるようになったんですね。今は海外からの反響も大きくなっているので、自分でも手応えを感じています。

──看護師として安定した立場にいる。女優業も並行して行っている。グラビアやSNSでも成功を収めている。となると、わざわざプロレスを始める必要もないのでは?

長野 実際によく言われるんですよ、「結局、何がしたいの?」って。でも自分から言わせると「私がやりたいことをやることで、何が不満なんですか?」って話になるんです。「なんで一本に絞らなくちゃいけないんですか?」って。別に看護師で手を抜いているわけでもないし、求められるからバラエティやグラビアにも出たわけで。

──話を伺っていると幅広いジャンルで活動されていることに加え、すべてに手を抜いていないことが伝わってきます。

長野 プロレスを始めたときも、「また別のことに手を伸ばして……」という声もあったとは思うんです。でも試合を観てもらえれば、自分が中途半端な気持ちで取り組んでいるわけではないということは伝わるはずですから。やっぱりやるからにはガチでやりたいんですよ。全力を出し切りたいんです。

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