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UPDATE|2022/06/14

現役引退25年・工藤めぐみが語るレスラーにとっての“入場テーマ曲”「自分の歴史にリンクしている」

現役引退25年・工藤めぐみ

90年代、アイドルレスラーとして高い人気を集めていた工藤めぐみ。引退してから今年で25年、現在はプロレス団体『ZERO1』のゼネラルマネージャーを務めている。6月15日には、彼女のテーマ曲だった『ワン・ウェイ・ハート』も収録されているプロレスのお宝テーマ曲を集めた異色のCD『プロレスQリターンズQueen』がリリース。レスラーにとって「入場テーマ曲」とはどういう存在なのか。今だからこそ語れる、テーマ曲に込めた思いを聞いた。また、5月29日に急逝したFMW時代同じリングに上がっていたターザン後藤氏への追悼の気持ちも語ってもらった。

【写真】有刺鉄線デスマッチ、電流爆破デスマッチを女子で史上初体験・現役時代の工藤めぐみ

プロレスラーとは引退と復帰を繰り返すもの、である。

1983年8月に人気絶頂で引退したテリー・ファンクがわずか1年3カ月で復帰してしまった案件がきっかけとなり、日本人選手でも復帰するケースが増えた。

そのことはけっして否定しない。特に怪我が原因で引退を決意した場合、手術やリハビリを経て、数年後にコンディションが整ってしまった場合、またリングに上がりたい、と考えるのは仕方がないことだと思うからだ。

だが、頑なに復帰をしないプロレスラーもいる。「邪道姫」と呼ばれた工藤めぐみもそのひとり、である。

1997年4月29日、横浜アリーナでおこなわれたノーロープ有刺鉄線電流爆破デスマッチを最後に、工藤めぐみはリングを去った。

AUTHOR

小島 和宏


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