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UPDATE|2022/05/23

櫻坂46・渡邉理佐が卒業コンサートで笑顔と涙「これまでの活動はキラキラと輝いていた」

櫻坂46 渡邉理佐 卒業コンサート 撮影/上山陽介



クライマックスは、その後も曲ごとに更新され続けることに。2期生によるMCを経て、ステージにひとり現れた渡邉。スクリーンに映し出された欅の木を見つめていると、そっと手を上げて欅坂46の名曲『二人セゾン』に突入する。この意外な選曲に、客席から驚きの声が漏れ始める。

現在グループに在籍する1期生9名で披露されたこの曲では、明るくも切ない曲調とともに、心の底から湧き上がるメンバーの笑みが印象に残り、落ちサビでのソロダンスを渡邉が担当するなど、彼女のラストステージにふさわしい演出も用意。また、『僕たちの戦争』では渡邉、上村莉菜、土生瑞穂というユニット“FIVE CARDS”のオリジナルメンバー3人が、トロッコを使って会場を回遊。この演出は『青空が違う』にも引き継がれ、渡邉と菅井友香が客席に向けて笑顔を送り続ける。1期生が再びステージに勢揃いすると、自身の青春時代を振り返るような『制服と太陽』でノスタルジーに浸り、『世界には愛しかない』では一面青く染まった会場に向けてステージからポジティブなメッセージが届けられた。

モデル、女優の新木優子や『そこ曲がったら、櫻坂?』のMCを務める土田晃之&澤部佑と、渡邉と馴染みのある面々からのメッセージ映像に続いて、スクリーンには青い月が映し出される。すると、ステージ上空から釣られたブランコに乗る渡邉が姿を現し、そのまま『ブルームーンキス』に突入。曲中のセリフパートでは、センターの森田ひかるが渡邉に抱きつき『理佐さん大好き!』と仲睦まじい姿をアピールする一幕もあり、再び会場は和やかな空気に包まれていく。

また、『偶然の答え』ではセンターの藤吉夏鈴が憂いに満ちた表情で楽曲の世界を表現。続く『なぜ 恋をして来なかったんだろう?』でも、さらに頼もしいパフォーマンスを提示していく。これは彼女に限ったことではなく2期生全員に言えることで、その佇まいや堂に入ったパフォーマンスからは渡邉に安心して卒業してもらおうとする彼女たちの成長と優しさが伝わってきた。

松田里奈を中心としたMCを経て、いよいよ最終ブロックへ突入。最新シングル『五月雨よ』では力強くまっすぐな山崎天の歌声が、ドラマチックなアレンジとともに会場を優しくも切ない空気で包み込む。その流れで『思ったよりも寂しくない』『Buddies』といったスケールの大きな楽曲が連発され、客席は感動的な空気で充満していった。


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