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UPDATE|2022/05/26

「酒、パチスロ…それまではダラダラ生きていた」スターダム ウナギ・サヤカ覚醒のきっかけ

ウナギ・サヤカ 写真提供 スターダム

女子プロレス団体「スターダム」で活躍しているウナギ・サヤカ。かつては、ジュニアアスリートととして活躍し、さらに地元大阪でアイドルグループに所属。その後羽渚さやか、卯渚さやかという名でグラビア界にも進出した。そんな彼女が、20代後半というやや遅咲きでレスラーへと転向。東京女子プロレスに所属し、2020年にリングネームをウナギ・サヤカに改めてスターダムへと入団したのだ。色彩豊かななキャリアを経て、なぜレスラーへの道へと進んだのか。そして、『花の慶次』の戦国武将・前田慶次のように「私も傾奇者になりたい!」と宣言する彼女は、どんな未来を見据えているのか…。元週刊プロレスの記者、小島和宏が直撃した。(前中後編の中編)

【写真】グラビアからプロレスへ…レスラーとして覚醒したウナギ・サヤカ

【前編はこちら】グラビアからプロレスへ、ウナギ・サヤカが遅咲きでレスラーになった理由「踏み台にして有名に」

ウナギ・サヤカの覚醒のきっかけは、コロナ禍だった。ちょうど、その時期、ウナギ・サヤカはヒジを怪我して長期欠場中だった。

「これはチャンスだと思ったんですよ。いままでは私ひとりだけがケガで休んでいたけど、コロナ禍でみんなが休むことになった。試合はもちろん、練習すらできない。みんながなんにもできない状況だから、みんな油断する。ここで自分を変えて、驚かせてやろう、と」

そう考えたのには、もうひとつ理由があった。

怪我が癒えて、道場で練習を再開したとき、いままで出来ていたことがブランクを経てまったく出来なくなっていたことに衝撃を覚えた。さらに完全に後輩に追い越されてしまったという現実を突きつけられて、相当、凹んだという。

「それまではダラダラ生きていたんですよ。試合も月に4本ぐらいしかなかったので、本当に朝までハイボールを飲んで、そのまま朝イチからパチスロ屋に並んで(苦笑)。でも、自分を変えようと思ってからは断酒しました。それから1か月で12㎏ぐらい減量したんですよ。完全にスイッチが入りましたね」

AUTHOR

小島 和宏


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