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UPDATE|2022/05/25

本田望結が女優業とフィギュアスケーターの両立を語る「自分が2人いる感覚」

本田望結 撮影/河野優太



──プライベートについてのお話をお伺いします。本田さん自身、青森山田高等学校に在学中の現役の高校生ですが、どんな高校生活を送っていますか?

本田 コロナ禍というのもあって思い描いていた高校生活とは少し違うかなと思いますが、スポーツに力を入れている学校なので、ほとんどのクラスメイトが学業とスポーツの両立をしています。姉の真凜も青森山田高校に通っていたのですが、私もフィギュアをやっているので、クラスメイトのみんなから刺激をもらえて、モチベーションが上がるんです。生徒一人ひとりが夢を持っているし、その生徒のために先生方が最大限の協力をしてくださって、青森山田高校を選んでよかったなと思います。

──学業はもちろん、フィギュアと俳優業を両立するのも大変じゃないですか?

本田 フィギュアもお芝居も、自分がやりたくてやらせてもらっているので、大変と感じたことはないです。どちらか一つにするって考えたことは一度もなくて、自分の中でフィギュアとお芝居をしている本田望結が2人いる感覚なんですよね。たとえば今、こうして取材を受けているときは女優モードですし、夜は練習なのでフィギュアのモードですし。意識している訳ではないですけど、もしかしたら自然と切り替えができているのかもしれません。

──お芝居とフィギュアを両立することで、それぞれに良い作用をもたらす面もあるのでしょうか。

本田 違う分野ではあるんですけど、日々リンクするところはあります。一番は表現力。小さい頃からお芝居のレッスンを受けさせてもらっていますが、フィギュアでも表現力は重要なポイントなので、お芝居とフィギュアの表現力が繋がらないのは、むしろおかしいことだと思っています。この2つがどうリンクするかは今後も考えていきたいですね。

──お芝居のどういうところにやりがいを感じますか。

本田 小さい頃から、いただける役を丁寧に演じるのを大切にしていて。お芝居の大きな魅力の一つは、本田望結じゃない人になれる面白さだと思っているので、これからもたくさんの人になっていきたいです。

──フィギュアスケートの今の目標は何でしょうか?

本田 高校生活も残り1年ですから、前回に引き続きインターハイに出場して、やるからには結果を残したいです。あと私は映画館が大好きで、ちょっと前に大きいスクリーンで『ウエスト・サイド・ストーリー』を観たんですが、迫力がすごくて衝撃を受けました。ぜひウエスト・サイド・ストーリーの曲を使って、フィギュアスケートの試合に出たいですね。

▽『きさらぎ駅』
監督/永江二朗 
出演/恒松祐里、本田望結、莉子 他
配給:イオンエンターテイメント/ナカチカ
6月3日(金)より全国公開

スタイリスト:田中トモコ(HIKORA)
ヘアメイク:牧野裕大(vierge)
衣装協力:RE SYU RYU、ヴァニーユー(アンティローザ)、ダニエラアンドジェマ、AGU、お世話や

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AUTHOR

猪口 貴裕


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