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UPDATE|2022/05/21

大食いタレント三宅智子が語るフードファイター前夜「中学生で食欲に歯止めが効かなくなった」

三宅智子 撮影/松山勇樹



──まさに三宅さんの原点じゃないですか!

三宅 いや~、もう本当に感慨深かった! なにしろ20年ぶり以上のことですから。さすがに当時の職員さんはほとんど残っていませんでしたけど。とにかくそんな感じで岡山の田舎でのんびり生活しているうちに、だんだん東京に出たいと考えるようになってきたんですよね。特に何がやりたいか決まっていたわけじゃないんですけど、都会で1人暮らしするということに漠然とした憧れがありまして。それでお金を貯め、16歳の春に上京しました。

──上京して、すぐにエステ勤務し始めたんですか?

三宅 いや、最初はコンビニのバイトでした。ただ当時は今と違ってバイトをしているとお弁当の廃棄がもらえたから、それが超ありがたかったんですよ。だから、東京に来てからはひたすらず~っとコンビニのごはんばかり食べていました。それで食費が浮いたし、家賃も4万円の安アパートだったから、バイト代だけでも生活はなんとかやっていけたんです。日中の暇な時間はスーパーで掛け持ちのバイトもしていましたし。とにかくひたすらバイト三昧だったし、お金を使う機会もなかったです。

──とはいえ、バイト生活が目的で上京したわけでもないですよね。

三宅 そうなんです。その時点では地元の高校を中退して中卒の状態だったんですよ。ちゃんと就職することを考えると高校卒業の資格くらいは取っておいたほうがいいなと思い、とりあえず通信の高校に通うことにしました。高校を卒業してからは美容系の専門学校に通い、そこからはエステのお店に就職という流れですね。『元祖!大食い王決定』に出たのは、就職して半年くらい経ったタイミングだったと思います。(中編へつづく)

【中編はこちら】三宅智子が語るフードファイター時代「デートが終わった瞬間に牛丼屋に駆け込んでいた」
AUTHOR

小野田 衛


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