──撮影は普段のグラビアとは大分違う環境だったと思います。撮影にあたりどういう意識で臨まれました?
雪平 やはり自分の最初の代作になるので、活動を始めてから現段階までの集大成として挑もうと、露出から何もかも最大限までやろう!という意気込みはありました。一方で、デビューからずっと“大人でセクシーなお姉さん”というイメージの写真が多かったので、そのイメージは残しつつ、これまでの私のグラビアイメージを壊すようなものも撮りたくて。すごくファッションナブルな衣装も用意していただいたり、ツインテールにしてチャーミングにしてもらったりと、露出はありつつオシャレとセクシーと面白さがすごく絶妙なバランスで成り立っているものになりました。「こんな魅力もあるんだ!」と、私を応援してくださる方でもきっと驚いていただけるよなカットばかり。1st写真集にして詰め込み過ぎるぐらい詰め込みました(笑)。
──この1冊で、雪平さんの第1章の終わりと第2章の始まりが込められていると。
雪平 そうですね。今作は、私が『週刊ヤングジャンプ』さんで表紙デビューした時のスタッフさんが作ってくださって。長い時間一緒に撮影してきて、お互いがよく分かっていたから「これいいんじゃない?」、「いいねえ!」って、提案しあいながら二人三脚で作れたのがすごく大きかったですね。
──「チーム・雪平莉左」が提案した中で、今までにない要素を引きだしてもらった瞬間は?
雪平 表紙にもなっている薔薇を使ったショットです。衣装も水着としてはかなり独特で奇抜な形をしていて、「イメージを壊す」という意図を汲んでスタイリストさんが用意してくださったものなんですけど、最初見た時は「正直これはどうなんだろう?」と思ったぐらい(笑)。
──確かに水着なのかと思ってしまうくらいほかにない形をしていますよね。
雪平 そしてこの“薔薇ブラ”なんですけど、こうする予定は当初はなかったんです。撮影してくうちに「薔薇で胸を隠したらいいんじゃない?」ということで急きょ取り入れることになって。なのでまさかの表紙になるとは全く思いもしなかったのですが(笑)、白の背景と赤い薔薇のコントラストが綺麗ですし、露出も格好もインパクト大なので結果的に良かったですね。
──まさかアドリブだったとは!
雪平 それ以外にもヒョウ柄の水着で薔薇の花びらが舞っているのもアドリブで。結果的にオシャレなものに仕上がったので、見事採用されました。こんな感じで、練りに練った部分とその場のアドリブのものが、本当に絶妙なバランスで成り立っているんですよ。