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UPDATE|2022/04/14

憧れはデスマッチ、アプガ(プロレス)乃蒼ヒカリ「最初の頃は試合が終わるたびに泣いていた」

アップアップガールズ(プロレス)乃蒼ヒカリ

2017年にDDTプロレスとアップアップガールズがタッグを組んで結成された「歌って、踊って、闘える」アイドル・アップアップガールズ(プロレス)。結成当初、メンバーとして選ばれた3人も、アイドルとプロレスの両立、というその意味を真に理解していたとは言い難かった。それでも5年の間、リングとステージに真摯に向き合った彼女たちは確かに人生を変えた。メンバー3人に聞いたそれでもプロレスを続けた理由…2回目は、憧れはデスマッチという根っからのプロレス好き乃蒼ヒカリのインタビュー。

【写真】ハードコアマッチにも挑戦、リング上で白熱したバトルを繰り広げる乃蒼ヒカリ【15点】

──乃蒼ヒカリさんが、アプガ(プロレス)に応募したきっかけを聞かせてください。

乃蒼 私はほんとにプロレスがやりたくて、もともと東京女子プロレスを1回受けたことがあったんです。当時はまだ北海道の高校生で、親にも高校生は1回しかできないからって止められたんです。それからちょっとプロレスを離れてどうしようと思っていたときに、たまたまアプガ(プロレス)のオーディション募集を夜中のテレビで見たんです。東京に出てきていたし、よし!と思って応募しました。

──アイドルに対してはどう思っていたんですか?

乃蒼 アイドルは全然知らなかったです。その頃は、絶対プロレスの方がしんどいからアイドルはできるだろうって考えていたんです。ですが甘かったですね。今、絶賛痛い目を見ています(笑)。私的には受け身を取るより、ダンスで手足を別々に動かす方が全然難しいです(笑)。

──(笑)。実際に活動を始めてからはどんなことを感じましたか。

乃蒼 オーディション期間からあっという間にアイドルデビュー、プロレスデビューだったので、自分の気持ちが追いつく前にお客さんに応援されていたって感じでした。アイドルデビューの@JAM EXPOも、自分がよくわかってないままステージに出て、お客さんの数に圧倒されながらいきなりオイ!オイ!応援されている感じでした(笑)。しかも『アッパーキック!』の運動量がえげつなくて、生きて帰れないと思いました(笑)。でも私としては、まだプロレスデビューできてないし、まずはここを乗り切らなきゃって気持ちでした。

──プロレスラーを目指していたヒカリさんにとっては、アイドルデビューが最初の難関だったと。

乃蒼 そうなんです。自分が目指していた景色は後楽園ホールだったので。

──では、2018年1月4日の東京女子プロレス・後楽園ホール大会のプロレスデビュー戦の感想は?

乃蒼 当時のメンバー4人の中で、私が一番プロレスに気持ちを入れているのをお客さんも知ってくれたからこそ、人生で初めてくらいのプレッシャーを感じました。デビュー戦で勝ちたい! 負けるわけにはいかない! 一歩でも二歩でも先に行ってアプガ(プロレス)を引っ張る存在になりたい!と思っていたんです。けど…完敗しました。(渡辺)未詩ちゃんに負けました。

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