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UPDATE|2022/04/12

乃木坂46 樋口日奈が振り返る自信のなかった過去「自分を嫌いな時期に辞めないで良かった」

乃木坂46 樋口日奈 撮影/coto



──自分を好きになれたきっかけは?

樋口 髪を切ってドラマ『教場II』(21年)に出させてもらったことが私の中で大きな転機でした。その頃はすごく気持ちが落ち込んでいて「もう無理かもしれない」って考えていたんです。でもそこで個人のお仕事を入れてもらえたことがまず1つ自信になりましたし、実際に撮影現場に行くと同世代の子たちが私の悩みとは全然違う次元で葛藤して戦っていて、刺激にもなりました。そして、私はずっと自分を認められなかったんですけど、『教場II』の(中江功)監督から演技を褒めていただいて、「もっとお芝居やった方が絶対いいよ」って言ってもらえたんです。「認めてもらえた!」という喜びを味わい、「もっと頑張りたい!」と素直に思えて。そこから全部が前向きに変わりました。

──ネガティブな感情から一気に解き放たれた、と。

樋口 元々お芝居をやりたかったんですけど、甘くない世界だと分かっていたのでなかなか「やりたいです」と言えなくて。でも『教場II』で認めてもらえたことによって、「自分のやりたいことを言ってもいいんだ!」って思えたんです。それ以来、仕事に対して「これがしたい」「こうなりたい」みたいな野心や野望も芽生えました。

──前向きに変われたことが、きっと今回の写真集にもつながったんでしょうね。

樋口 本当にそう思います。前向きになったからこそ、写真集も作らせてもらえたんだろうな、って。そういえば少し前、まいちゅん(新内眞衣)に「ひなちま(樋口)変わったよね。いい意味で楽しんでて軽い感じがする」って言われました。自分ではあまり意識していなかったけど、言われてみれば確かに最近余裕を持ってお仕事に臨めているなぁと思います。気持ちも楽になったし、完璧じゃなくても素のままの私でいいんだなって思えるようになりました。

──そしてこの写真集にも、素で楽しんでいる樋口さんの表情がたくさん収められています。

樋口 そうですね。幸せに満ちあふれた1冊になっているので、ぜひ手に取っていただけたら! 皆さんにとって恋人のような、日々を頑張る糧になる1冊になればいいなと思います。

【前編はこちら】乃木坂46 樋口日奈、夢の写真集は「今まで見せていなかった表情がいっぱい」

▽樋口日奈
1998年1月31日生まれ。2011年に乃木坂46に1期生として加入、2018年にはファッション雑誌『JJ』の専属モデルに抜擢。舞台やテレビドラマにも精力的に出演するなど、幅広く活動している。

▼乃木坂46 樋口日奈 1st写真集『恋人のように』(光文社)
発売日:4月12日(火)
定価:2,200円(税込)
判型:A4変型ソフト
内容:144ページ
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AUTHOR

左藤 豊


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