――コントで対峙したその松尾さんの印象は?生田 凄かったですね。普段だったら疑問に思ってしまうことも、自然と松尾さんがその世界に引き込んでくれるような感覚で、改めて凄い方だなって思います。
――演出してる時の松尾さんと演じているときの松尾さんの印象は違いましたか?生田 違いましたね。演出している松尾さんのイメージは、表現が難しいんですけど……、穏やかというか、とても冷静。たまに奇想天外な要求はされたりするんですけど、すごく優しい。失敗しても面白がってくれるような雰囲気の人っていうイメージだったんですけど、役者さんとしての松尾さんは、いろんなものを自ら一番に脱ぎ捨ててやりきるみたいな迫力を感じました。もう本当に“静と動”くらい違う印象でした。
――撮り直しとかもありましたか? 生田 そんなに無かったですね。松尾さんが本当に体力を消耗する役柄をたくさんやってらっしゃったので、何回もできない。私が一番それを感じたのは松尾さんが蚊になるんですけど、蚊の体力の消耗はすごかったように思えました(笑)。
――普通のドラマと今回のようなコントでは演じるにあたって違いはありましたか? 生田 我に返らなければ一緒だなって(笑)。シチュエーションと内容が変わっているだけで、もしかしたら同じなのかもしれないと思いました。
――出来上がったものを見た時の感想は?生田 本当に元気が出ます(笑)。特に応援団のシーンとかは何回も見ました。自分の作品を何度も見返すことはあまりないのですが、なんか元気もらえるんですよ。だから皆さんにも、ちょっと疲れたなーとか、気分が晴れない時に観ていただけたら嬉しいです。
――最後に、今回特にここを見てほしいという部分は?生田 見どころがたくさんあります。中でも、やっぱ耳ですかね? 「表彰式」のときに耳を特殊メイクしてるんです。私は「大きい耳」とか「立ってる耳」にすごく憧れがあったので、その夢が1つ叶ったところは、注目して見ていただきたいですね(笑)。
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