──バックショットの背筋がものすごくキレイでした。
藤 背筋は自分でもなかなか見る機会がないので、今回の写真を見て「え?こんなになってるの!?」って。かなり仕上がっていましたね(笑)。でも、背筋のメニューとかやったことないんですよ。筋トレ、好きじゃないんです。きついことは嫌いなんで(笑)。
──普段、どういったトレーニングをされているんですか。
藤 週に4日、朝1時間半ヨガをやって、プラス週に1度のキックボクシング。家でも腕立て伏せとシャドーボクシング。ルーティンにしていることがあるので、それだけはやらなかったら寝れませんよ、と自分に枷を作っています。そこはちょっとだけストイックですね。でも、それ以外はゆるゆる(笑)。自分に甘いんですよ、私。食事制限もこれまで一度もしたことないですし。バランスよく、というのは意識していますけど、基本的には好きなものばかり食べています(笑)。自分の体が欲するものを取り入れるようにして、あまり好きじゃないものは食べない。体にいいものでも、嫌いだったら栄養にならないと思いません?
それこそヨガやキックボクシングのメニューをこなしていても、スイーツやパンも大好きだから、いっぱい食べちゃう。ガツガツやっているタイプじゃないんです。やっぱりご褒美がないとね(笑)。「今日はあれを食べたいから頑張ろう」っていう感じです。
──スイーツ&パン専門でインスタも分かれていますね。
藤 あれも毎日のようにアップしているから、スタッフに「撮影のために買っていて、本当はひと口しか食べてませんよね?」とか言われるんですけど「何言ってるの。全部食べてるし、あそこに写ってないものもプラス2個くらい食べてるよ」って(笑)。全部、完食しています!
多分、3年前にお酒を止めたのがスイーツとパンに走ったきっかけだったんですよね。それまで、アルコール類で糖分を摂ってバランスを取っていたのかな。それがなくなってから、急に甘いものに目覚めちゃって。その代わりに、ちゃんとトレーニングしましょうねって、目の前にニンジンがぶら下がっている馬状態じゃないですけど。日々の積み重ねプラスご褒美が、自分の体作りのコツですね。
──その結果が、今回の写真集に収められていると?
藤 そうですね。ずっと続けていた流れのなかでいい感じに仕上がってきたので今回、思いきって撮ってもらおうと。以前、週刊現代でもお世話になった浅井佳代子先生だったら、キレイな写真を撮ってくださるんじゃないかなという期待もあって委ねてみました。
やっぱり演歌歌手ですから、ここまでの露出というのは写真集でなかったらお見せする機会もなかったと思うんです。でも、「年齢を重ねていっても女性は輝けるんだよ」というメッセージ性を持った写真集になっているので、これに刺激を受けて自分も「歳だから…」と諦めるんじゃなくて「この年齢から始めてみようかな」というきっかけにしてもらえたらいいなと思っています。