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UPDATE|2022/03/13

「アイドル人生はマラソン」頂点もどん底も経験したHKT48 田島芽瑠が笑顔で切るゴールテープ

HKT48 田島芽瑠



「とにかくうれしいのは卒業を発表したときのファンのみなさんの反応ですよ。だいたい、いろんな意見が飛び交うじゃないですか? でも、私の場合『安心して卒業を見送れる。おめでとう!』という声が本当に多くて。やっぱり、ちゃんと筋道を立てることは大事だなって思ったし、いままでやってきたことはなにひとつムダじゃなかったなって。

これからの人生は私にとって『闘い』になると思います。東京に出て、すべての環境も新しくなりますし、女優さんってすごい方がたくさんいる世界なので、そこで生き残っていくのは本当に大変なこと。もちろん、覚悟はできています!  

いままで応援してくださったファンのみなさんにも、これからの私を見続けていただけたらありがたいですよね。私はこれまで通り、目標を掲げて、しっかりと発信していきたいと思っているので、ぜひ。女優としての目標は『大河ドラマ出演』です。時代劇に出たいので、そのためにピアスの穴も開けていません!」

かなり大きな目標となるが、僕からしたら、すでにHKT48という大河ドラマで「アイドル・田島芽瑠」を10年に渡って、すでに演じきっているではないか、と。時には主演として、時には組織を支える役まわりとして……これは誇りに思っていい。

「本当だったら『あぁ、卒業まであと〇週間かぁ〜』って実感していくものなんでしょうけど、公演自体がお休みになってしまったので、最後の1か月間はカウントダウンもなく、いきなり卒業公演になってしまうんですよね(苦笑)。でも、ちゃんと卒業公演ができるだけでありがたいことなので、もうね、みなさんに喜んでいただけるようなことをいろいろ考えています。ぜひ、配信などでたくさんの方に見ていただけたらうれしいです」

秋元康がアイドル人生をマラソンに例えたことに倣えば、田島芽瑠はトップランナーとしてゴールテープを切るわけではないが、仲間たちと一緒に笑顔でゴールを迎えることができる。一時はその姿がレースから消えかけたことを思えば、こんなにも素敵なハッピーエンドもない。田島芽瑠の卒業公演は3月14日、西日本シティ銀行HKT48劇場にて行なわれる。

【あわせて読む】HKT48松岡菜摘が語るアイドルを10年続けてきた理由「いい意味で諦めるタイミングが来なかった」
AUTHOR

小島 和宏


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