──ロケ地は奄美大島。「離島に行きたい」というのは、安藤さんのご要望だったとか。
安藤 五島列島に行く案もあったのですが、五島は一度行ったことがあったので、心のなかは、完全に奄美大島一択でした(笑)。お刺身や伊勢海老のお味噌汁などの美味しいご飯と地酒をいただいて、きれいな景色もたくさん見られて。最高の奄美ロケでしたよ。私、カメラで風景写真を撮るのが趣味なんですよね。限られたスケジュールのなか、奄美の自然をたっぷり堪能して、写真もたくさん撮って。完全に旅行気分でした。しかも今回は、20歳になって初の泊まりがけのロケ。もう、ずーっとワクワクしていました。
──それは、お酒が飲めるようになったから?
安藤 それもあります(笑)。ロケに行くたび、いつも羨ましかったんですよ。夕食中、スタッフのみなさんがお酒を飲んで楽しそうにお話をされているのが。私も大人になったら、みなさんとワイワイお酒を飲んでみたいなぁと密かに思っていたので、今回、それが叶ったのはいい思い出になりました。
──本作にも、古民家で「奄美黒糖焼酎」の酒瓶を持っているカットがありますね。
安藤 ラフな格好で食事をしているシーンですね。私はそのとき、黒糖焼酎で漬けられた梅酒をロックで飲んでいましたよ。普通の梅酒よりも甘く、飲みやすくて。気に入っちゃって、自分用に3本ほど買って帰りました。帰りの荷物、重かったなぁ(笑)。