――そんなソロ曲のMV撮影はいかがでしたか?大場 不思議な気分でした。自分がずっとカメラに映るなんて、そうそうないことですから、新人みたいな気持ちになりました。「こんなに自分の顔のアップが続いて大丈夫?」って(笑)。でも、名古屋の生活圏内で撮影したので、楽しんで撮影できました。
――ラストはすっぴんを披露していましたね。大場 個人情報はほぼさらけ出して活動してきたので、最後はすっぴんをさらして終わりました(笑)。たとえば、コンサートのメイキングを撮る時も事前にメンバーは知っているので、軽くメイクはしているんですね。だから、マジで初です(笑)。
――自分でかわいくなったと思いません?大場 明らかに思います(笑)。いや、ほんとにノーいじりなんですよ! AKB48時代は単純に太ってたんです。だらしない生活してたから(笑)。SKE48に来てから運動量が増えたこともあって、細胞レベルが変わったと思います。若返ったのかな。
――4月には卒業コンサートも開催されますね。大場 それに向けて、エステにも通っているし、ダイエットもしています。大好きな炭酸ジュースも控えていて。峯岸みなみさんが禁酒していたのを学びました。
――そうなると、心が卒業へとどんどん向かって行きませんか?大場 それが、そうでもなくて。表題曲のMVを撮っていても、ソロ曲もMVを撮っていても、まだ実感がわいてこないんです。今までの卒業生に聞いてみたんです、「実感っていつわくものなの?」って。半数以上は、「卒業公演をしても、実感はわかなかった」と答えていました。「また劇場に来るんじゃないかという感覚に陥った」って。だから、当日までどういう気持ちになるか、自分にしか分からないでしょうね。(後編へつづく)
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