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UPDATE|2022/02/14

乃木坂46 星野みなみと向井葉月、推しからステージで向き合うようになった2人の関係性

乃木坂46 星野みなみ1st写真集『いたずら』(白夜書房)



ステージ上でも、向井はゆっくりとした歩みながら星野に近づく。「真夏の全国ツアー2019」で披露された星野のプロデュースユニットに参加して、『自惚れビーチ』をパフォーマンスした。このユニットに向井を選出したのは星野だった。

20年12月18日に開催された「アンダーライブ 2020」で、コーナー内ではあるが、星野のセンター曲『初恋の人を今でも』をセンターで歌った。「アンダーライブ 2020」では『涙がまだ悲しみだった頃』のセンターにも立った向井は、3期生ライブ(21年5月9日)で『涙がまだ悲しみだった頃』、アンダーライブ2021(21年10月28日)では『13日の金曜日』と、センターに立つ機会が増えていく。向井はセンターに立つことで自信をつけていった。

松村沙友理の卒業コンサート(21年6月22日、23日)では、『でこぴん』をセンターで歌った。「(卒業した)白石さんの分も私が声を掛けます」と寂しさを埋めるように行動した向井に心を打たれた松村が、「1期生お姉さんメンバー」の思い出が詰まった曲のセンターに抜擢したのだ。歌い終わると、松村は向井に「夢を叶えてくれてありがとう」と告げた。

生田絵梨花卒業コンサートの2日目(21年12月15日)で、『僕は咄嗟に嘘をついた』のセンターに立った向井の姿は記憶に新しいところだ。

そして、星野みなみ卒業セレモニーでは、星野の「卒業する時は葉月と一緒に何かしようと決めていて。この曲のオリメンも私が最後。せっかく最後だからやりたい」という希望から、『無口なライオン』を星野と向井の2人で歌った。

少し離れた位置にいた2人は、曲が進むうちに距離が近づき、向かい合って歌う。星野は、向井の瞳から溢れた涙を拭うと抱きしめ、最後に「泣きすぎ!」と笑った。


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