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UPDATE|2022/02/08

乃木坂46 北野日奈子、グループへの想いと後輩に託すメッセージ「来世もここで皆さんと出会いたい」

乃木坂46 北野日奈子/撮影:飯酒盃智明



──さて、北野さんは乃木坂46で約9年間活動してきました。今までの道のりを振り返ってみて、感想は?

北野 乃木坂46に入る以前は人間関係で悩んだり、決して順風満帆な学生生活は送っていなくて。「こんな世の中、嫌だな」と思っていた14、15歳くらいのときに乃木坂46と出会ったんです。そして乃木坂46に入ったことで自分の生きる世界線を変えることができて、たくさんの大事な人と出会えました。私の人格はこの9年間で出来上がったと思うし、きっと今後もこの人格で生きていくだろうから、ここまで育ててもらえて本当にありがたいなと思います。逆にもしここに来なければ苦しむことも減っていたかもしれないけれど、それを経験したことで私の中で誰かを思いやる気持ちも育まれたと思うので。だから、ちょっと気が早いですけど、来世もここで皆さんと出会いたいなって思っています(笑)。

──今後の乃木坂46や後輩メンバーに期待することは?

北野 4年前くらいから私にも先輩としての意識が芽生えて、後輩たちに対して「乃木坂らしさってこういうことなんだよ」と教えていたんですけど、いくら伝えても人が違うから違う色になってしまって。その違和感に悩んだ時期もあります。でも後輩が自分たちなりに一生懸命グループのために取り組む姿を見ているうちに、「乃木坂らしさはもちろん大事だけど、ありのまま自分らしく頑張ることが一番美しくてかっこいいんだ!」と教わりました。後輩のみんなにはこれからも自分の感情を大事にして、自分を素直に表現しながら楽しく過ごしてほしいなと思います。

──では最後に、この写真集を楽しみにしているファンへメッセージをお願いします。

北野 2nd写真集をやって良かったと思っていますし、とても自分らしく出来上がったなと思います。大人になるにつれて自分の感情を話すことが難しくなったり、決まり事に縛られて「自分らしい」を先行させることが難しくなってくるじゃないですか。特に私と同年代の方の多くは社会人数年目で、できることとできないことが明確に分かってきて悩むこともあると思うんです。でも私は幸せなことに25歳の「自分らしい」を謳歌して、今回ありのままの自分をさらけ出すことができたので、この写真集が悩んでいる誰かの希望の素になったらいいな、って。皆さんにとって勇気の出る“お守り”のような本になったらいいなと思っています。

【前編はこちら】乃木坂46 北野日奈子、幸せを噛み締めながら撮影した2nd写真集「一生忘れたくない思い出」

▽北野日奈子
1996年7月17日生まれ、北海道出身。2013年に乃木坂46 2期生として加入し、8thシングル『気づいたら片想い』で初選抜を果たす。2月8日には2nd写真集『希望の方角』を発売。
AUTHOR

左藤 豊


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