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UPDATE|2022/01/20

「今センターにいた子は誰?」ももいろ歌合戦で大晦日に“見つかった”ボーイッシュアイドルとは

「第5回 ももいろ歌合戦」でのももいろクローバーZ 撮影/高田真紀子



とはいえ歌だけに特化したイベントではなく、舘ひろしによる開会宣言でスタートし、地上波で那須川天心の試合が流れている時間帯には、なんと大仁田厚が日本武道館では初となる電流爆破デスマッチを敢行。ザ・ドリフターズからは高木ブーと仲本工事も出演するなどバラエティー要素も満載。つまり昭和の時代から大晦日のお茶の間を彩ってきた「歌合戦」「格闘技」「お笑い」という三大要素がすべて詰めこまれたイベントなのだ。

そして2021年の総決算でもある。前夜にレコード大賞に輝いたばかりのDa-ICEとM-1グランプリの覇者である錦鯉がどちらも生出演するのだから、リアルに「2021年の顔」が揃ったことになる。それだけ盛りだくさんなイベントの大トリを五木ひろしが務め、さらには水前寺清子の「365歩のマーチ」で大団円を迎えるのだから、もう日本のどこで行なわれているカウントダウンイベントよりも「大晦日感」は濃密なのである。

そんな見どころだらけのイベントなのだが、回を重ねていくにつれ、充実度が増してきて、もはやこれだけは外せない、というコーナーになったのが「メドレー」だ。カバーだけでなく、実際に主題歌を担当したアーティストが続々と登場する「アニソンメドレー」。そして古今東西のアイドル曲を約20分間、ノンストップでお届けする「最高アイドルメドレー」。

本編がフル尺でじっくり聴かせるからこそ、メドレーにお祭り感が出てくるわけだが、それでも各曲、かなりしっかりと披露するのがポイント。7時間を超えるイベントのホストを務めるだけでも重労働なのに、ももクロのメンバーはこのメドレーでもフル回転(さらに他のアーティストとのコラボも多数)。いったいいつこれだけの演目のレッスンをこなしたのか、と驚くばかりだが、それを生放送の中で全部披露する、というのもなかなかの重労働だ。

ネット上ではアイドルメドレーで佐々木彩夏がセンターを務めた『根も葉もRoomer』のダンスを2日間で仕上げた、ということが話題となっていたが、この楽曲だけに2日間を費やしたのではなく、とてつもない量のコラボ曲と同時進行で仕上げていった、ということ。

じつはこの1週間前に、メドレーにも多数出演したアメフラっシのクリスマスライブの取材に行っていたのだが、その時点で「メドレーに参加することは決まっているけれども、まだ楽曲は決まっていない」とメンバーから聞いている。まさに本番前の数日間で作りあげた演目なのである。

そのアメフラっシのメンバーである小島はなが、ある意味、この日最大級のインパクトを残した。


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