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UPDATE|2022/01/20

4代目バチェラー・黄皓が 明かす“鋼”メンタルの理由「昔は自己肯定感が全然なかった」

黄皓 撮影/西邑泰和



――黄さんって、メンタルがすごく強いですよね。今回は複数の女性とのキスやお泊りなど、黄さんのスキンシップが話題になりましたが、それに対して自分の行動理由をしっかりと発信していたのも心が強いなと。小さいころから、強メンタルだったのでしょうか。

黄 いや、もともと生まれながらにメンタルが鋼、というわけではないですよ(笑)。それこそ昔は自己肯定感なんて全然。少しずつ養ってきたタイプです。自己肯定感を大事にする人って、自分のコンプレックスを乗り越えてきた人も多いですよね。僕は完全にそっち側です。

――自己肯定感を意識的に上げてきた、ということでしょうか?

黄 そうですね。自分を保つ秘訣みたいなものは持っていますね。小さいころ、家族となにかのファミリーセールに行ったことがあるんですけど、そのときに周りの雰囲気に流されて横入りをしてしまって。ちゃんと並んでいた人に後ろ指をさされる、という経験をしたことがあるんです。それが、大人になった今も心地悪くて。今もちょっと喋ってて泣きそうになるくらい、気持ち悪い経験だったんですね。

後ろ指をさされる、というのは自分が悪いと思っているから言い返せないんですよ。自分にとって、自分が保てない状態というのは、自分が自分のことを悪いと認めた瞬間。なので、そうならないようにと意識はしていますね。他責じゃなくて自責にしながら自分の心に誠実に、ということは心がけています。

――賛否両論あったスキンシップへの声は、どう受け止めていらっしゃいましたか。

黄 実は、途中までエゴサしていなかったので周りから「大丈夫?」と言われて、初めて「そんな大変なことになってるんだ?」と(笑)。でも、その声に対しては「何を言っているんだ?」という感じでしたね。旅で僕がした行為というのは、誰かにお詫びするべきことなのか、と思ってしまって。賛否両論あったという事実は認識するけど、申し訳ないなという感情は1ミリも存在しない。自分の意志にちゃんと理由があって、自分が誠実だと思ってやったことに対して、周りにとやかく言われる筋合いはないなと思いました。

好感度を優先して行動するという選択肢もあったと思います。でも、それをやらなかったからこそ、賛否があったわけで。バチェラーは恋愛リアリティショー。それに対して本気で向き合った結果、誰よりも堂々と二股、三股かけている状態になってしまったけど、それを不誠実と感じる権利があるのは僕と相対している女性たちだけ。周りに何を言われようが「そうですか」という感じです(笑)。

――やっぱりメンタルが強い! 実際に参加してみて、恋愛リアリティショーに持っていたイメージに変化はありましたか。

黄 恋愛リアリティショーはうさんくさいと思われている方もいると思います。でも、実際に参加してみて『バチェラー・ジャパン』はやっぱりすごい。本当に徹底していますから。今回、僕のリアルな友だちから「泣いた」と聞くことが多かったんです。自分を知っている人たちの感情を揺さぶったというのは、僕が本気でやっていたことがちゃんと映し出されていたのかなと。『バチェロレッテ・ジャパン』のときは(福田)萌子さんの旅だったから、僕が出し切っていいのかなという迷いがあったんですけど、今回は女性たちにも出し切ってほしかったから、まずは自分からぶつかっていった。そんな僕の姿をきちんと番組として映してくださったのもシーズンを重ねた『バチェラー・ジャパン』だからこそ。今後は、見る側も出る側もお互いにリテラシーが上がれば、もっと面白くなるんじゃないかなと思いますね。(後編へつづく)

(取材・文/吉田光枝 ヘアメイク/ムロゾノケイト・GIGGLE) 

【後編はこちら】4代目バチェラー・黄皓に学ぶ女性との距離感「恋愛は工学、ちゃんと理論がある」

『バチェラー・ジャパン』シーズン4
Amazon Prime Videoにて独占配信中
全10話
製作:Amazon
コピーライト:(C) 2021 Warner Bros. International Television Production Limited
番組URL:https://www.amazon.co.jp/dp/B09KN5Q19K

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