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UPDATE|2022/01/10

櫻坂46が「BACKS LIVE!!」を開催、「私たちが、櫻坂46を、強くする。」

撮影/上山陽介

櫻坂46の“櫻エイト”(各フォーメーションで1、2列目に立つメンバー8人)を除くメンバーによる単独ライブ「BACKS LIVE!!」が1月8日・9日に東京ガーデンシアターにて行われた。昨年6月16~18日に舞浜アンフィシアターにて初開催された「BACKS LIVE!!」だが、約半年ぶりに実施された今回は3rdシングル「流れ弾」のBACKSメンバー16名が参加。メンバーそれぞれが立候補した楽曲で必ず1人1回はセンターに立つという、2022年の幕開けに相応しく華々しいステージが展開された。

【写真】メンバーそれぞれが立候補した楽曲で必ず1人1回はセンターに、櫻坂46「BACKS LIVE!!」の模様【32点】

「私たちが、櫻坂46を、強くする。」をテーマに行われた今回の公演は、前回をはるかに上回るキャパシティを誇る会場というだけでなく、オンラインによる生配信も実施。初日を大成功のうちに終えたBACKSメンバーは、続く9日の公演でもオープニングナンバー「ソニア」から息の合ったパフォーマンスを披露していく。センターの小池美波を中心に繰り広げられていくパフォーマンスは非常に一体感の強く、昨年の「BACKS LIVE!!」をはじめ初の全国ツアーなどで得た経験がしっかり結果として表れていることが伝わるものだった。そして、最初のMCでは関有美子が「櫻坂の(2022年の)スタートがこのライブだから、ここですごくいいライブを作れたら櫻坂もいいスタートが切れるんじゃないかな」、齋藤冬優花が「来てくださったBuddies(=櫻坂46ファン)の皆さんや配信で観てくださっている皆さんに今日のライブを見れてよかったと思ってもらえるようなライブにできるように精一杯頑張ります」と挨拶し、会場を温かな空気で包み込んでいった。

MCをひと通り終えると、メンバー1人ひとりの個性を活かしたソロダンスをフィーチャーしたダンストラックに突入。余裕すら伝わるそのダンスからは、前回の「BACKS LIVE!!」からさらに成長した姿も伝わる。続く「BAN」では初日の松田里奈に替わり、9日公演では遠藤光莉がセンターを担当。序盤からフルスロットルと言わんばかりの激しいパフォーマンスで、観る者を圧倒させる。その一方で、齋藤がセンターに立つ「半信半疑」では腕の滑らかな動きと表情の作り込みで楽曲の持つ世界観を見事に表現。「なぜ 恋をして来なかったんだろう?」では「BACKS LIVE!!」初参加となる藤吉夏鈴が堂に入った圧倒的な表現力を見せ、ライブは早くも最初のクライマックスへと到達した。

熱量の高いパフォーマンスが続いた序盤ブロックを経て、微笑ましいMCで一呼吸置くと、井上梨名のセンターによる「最終の地下鉄に乗って」、原田葵がセンターを務める「君と僕と洗濯物」と穏やかなノリの楽曲が続く。昨年の「BACKS LIVE!!」とは異なるセンターということもあり、楽曲からは新たな表情が見え隠れし、新鮮な気持ちで接することができたのではないだろうか。それは続く「Microscope」も同様で、大園玲のセンターは原曲とも前回の「BACKS LIVE!!」とも違った個性を秘めたパフォーマンスに進化していた。

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