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UPDATE|2022/01/22

普通のOLから世界を旅する“怪魚ハンター”へ、マルコスが語る夢「女性の釣り人口を増やしたい」

マルコス



――2020年1月放送の『ハンターガール』(フジテレビ)で密着取材を受けて、初めてテレビ出演を果たし、見事にネパールでゴールデンマハシールを釣り上げました。反響はいかがでしたか?

マルコス 誰かの紹介とかではなく、急にオファーがあったんですけど、YouTubeのチャンネル登録者数が一気に増えました。怪魚ハンターって男性はいますけど、女性でも怪魚を釣りに単身で海外に行けることを多く知ってもらうきっかけになりました。

――海外にも女性の怪魚ハンターはいないんですよね。

マルコス 聞いたことがないですし、絶対にいないと思います。

――やろうと思っても、簡単にはマルコスさんの真似はできないですしね。釣りを仕事にしていこうと決心したのはいつ頃ですか?

マルコス 釣りを始めた瞬間から、「私は釣りでやっていく!」と思っていました。

――2019年6月には、ブラジルのアマゾン川で開催されたブラックバス釣りの国際大会「第1回グレートアマゾンワールドフィッシングラリー」に、日本代表として並木敏成さん、秦拓馬さんと共に出場しました。

マルコス 並木さん、秦さんは釣り業界の有名人で、バスフィッシングをする人なら誰もが知っているレジェンドです。トッププロと一緒に出させていただくことになって、釣り好きの人たちに「マルコスって子がいるんや」って認めてもらえるきっかけになりました。

――しかも結果は日本代表チームが優勝、マルコスさんは個人でも5位という好成績を残しました。

マルコス 頑張ったほうやなと思います。5日間に渡って試合があったんですけど、初日は差をつけられて、プロとはレベルが違うことがはっきり結果に出たので、やっぱり無理かと。奇跡なんて起きないんだと思いました。

――どうして2日目以降に巻き返せたのでしょうか?

マルコス 自分で言うのもなんですけど、技術的には大会に出られるレベルにあったと思うんです。釣りを始めて2年目でしたけど、当初はバスプロを目指して毎日釣りに行って、それこそ秦さんや並木さんの動画を見ながら練習していたので、初心者ながらには成長が早かったと思います。ちゃんとキャスティングもできていたので、あとは戦略的なところを考えました。

秦さんは数よりもワンチャンスの大物狙いで得点を取りに行く、並木さんは数釣りに徹する、その中で私はどう動くかと。2人にアドバイスをもらいながら、今日は数釣り、今日は大物釣りと日によって目的を変えて、2人のいいところ取りをしました。あとは他の国のチームの人たちに釣果を聞かれたとき、すでに20匹ぐらい釣れていても「まだ1匹も釣れてないよ」と言ってました。

AUTHOR

猪口 貴裕


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