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UPDATE|2021/12/31

2021年グラビア界の超新星【2】雪平莉左、3年間のOL生活を経て『東カレ』の水着スナップで話題に

雪平莉左 撮影/松山勇樹



『週刊ヤングジャンプ』初登場から約半年経った7月には、同誌にて、初のソロ表紙に抜擢。さらにその反響を受け、11月には2度目のソロ表紙を飾ることとなった。衝撃の大躍進にもかかわらず、もはや安定感しかなかった2度目の表紙。初表紙の驚きをよそに、既に常連の風格が漂っているように感じたのは、きっと私だけではなかったはずだ。あまりの存在感に、ずっとグラビアに出ずっぱりだと勘違いしてしまうが、本格的に活動をスタートさせたのは今年以降。こう振り返っていると、むしろその事実に驚いてしまう。

安定感の秘密は、雪平莉左の多才さと順応性にあるのかもしれない。グラビアでの豊かな表現力もさることながら、活躍の場は雑誌だけに止まらず、CSの競馬番組や地上波の人気バラエティ番組『テレビ千鳥』への出演、さらにはドラマ出演も果たし、演技を初披露した。これらの実績を前にすれば、2度目の表紙に見る風格も、自然と受け入れられてしまうのだ。着々と伸ばしていく才能と知名度。マルチな活動の先に、雪平莉左が描く未来とは。

「地元の愛知県にいたときから、芸能事務所の方にスカウトされることはよくありました。自信もなかったですし、芸能のお仕事をやるつもりは全くなかったんですけど。ただ、地元での生活に飽きてきたタイミングで、思い立って上京したとき、そこでも周りの方から表に立つ仕事を勧められて。そんな流れで芸能活動をはじめたので、私自身、明確に『こうなりたい』といった未来像は持っていないんですよね。何もかも未経験からのスタートですし、いただくお仕事は何でも挑戦してみようって気持ちで、今は頑張っています。

私は、わりと周りの反応を気にしちゃうタイプ。ファンのみなさんがどう見てくださるかで、どう頑張っていくかを判断しているところがあるんですよね。例えば、東カレさんで水着スナップを撮っていただいたときは、お仕事関係の方だけじゃなく、地元の友達からもたくさん反応をもらいましたし、SNSのフォロワーさんも一気に増えました。それだけの反応があったから、本格的にグラビア活動をはじめさせてもらったようなものです。1年間グラビアを続けられ、2度も表紙を飾らせてもらえたのもまた、みなさんの反応あってこそ。

それにバラエティ番組では、勉強不足ゆえに、うまく自分のコメントを言えないもどかしさもありますが、番組をきっかけに、私を知らなかった方から反応をいただくこともあるので、もっと頑張りたいなぁと気持ちが昂りますね。

 自分に何ができるのか。まだ分かりきっていない分、可能性も未知数だと思います。とにかく今は、いただく反応を参考にしつつ、できる限りの挑戦を続けて、より多くのみなさんに私の存在を知ってもらうのが目標です」

そう語る雪平莉左だが、3年前までは地元のインテリアショップで事務と接客を担当するOLだった。3年間の社会人生活を経てタレントになり、置かれる状況が目まぐるしく変化するなかで、なぜこうも俯瞰して自身の活動を振り返られるのだろうか。質問を投げかけておいて何だが、もし自分が彼女と同じ状況下にいたとしても、ここまで分析に長けた回答はできなかったと思うと、”大人のお姉さん”だけでは形容しきれない彼女の”深み”に、ようやく触れられた気がした。

AUTHOR

とり


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