──普段はプロレスラーとして、どんな生活を送っているんですか?
レディ・C 今は月に10日くらい大会があるんです。試合は土日が多いので、オフになるのは月曜日と火曜日。中でも月曜日は家で死んでますね。動いたとしても、整体や美容院に行くくらいで。コロナが始まってからは、外出なんてほとんどしていないな。今はひたすら家でアニメを見たり、ゲームしたり……。『アイドリッシュセブン』という男性アイドルをモチーフにした音ゲーがあって、それを原作にしたアニメとともにハマっています(笑)。
──恋愛観や結婚観は?
レディ・C プロレスラーになってからは恋愛に縁がなさすぎて、せいぜい『アイドリッシュセブン』のメンバーにキュンキュンするくらい。好みのタイプが定まっていないんですよね。相手の身長は自分よりも高いほうがいいと思っていた時期もあるけど、今は別にどうでもいいかなと考えていますし。でもなぁ……もし好きな男の人ができたら、リング上で髪を振り乱して戦っている自分は見せたくないですよ。だから恋愛してしまったら、私はもうプロレスができなくなると思う。団体側から特に言われなくても、自ら恋愛禁止令を出すことにします(笑)。
──最終的にレディ・C選手は何を目指していくのでしょうか?
レディ・C チャンピオンになりたいという考えももちろんありますけど、一番のモチベーションはプロレスを広めたいという気持ちです。生徒に聞いても、クラスの中に今はプロレス好きって1人いるかどうかというレベルなんですよ。ほとんどはオカダ・カズチカ選手や内藤哲也選手の名前すら知らないという感じですから。私自身が挫けたときにプロレスに救われた人間だし、こんなに心を鼓舞するジャンルはないと信じているから、1人でも多くの人にこの素晴らしさを知ってもらいたいというのが偽りざる本音。アントニオ猪木さんやジャイアント馬場さんが活躍していた頃の熱気を超える本当の黄金時代を、これからスターダムで作っていくのが私にとって究極の目標です。
──ところでプロレスラー転向に大反対していたお父さんですが、さすがに今は応援していくれているんですか?
レディ・C いや~、いまだに文句は言われます。ただお母さんの密告によると、家にあるパソコンの検索履歴がプロレス関連の記事ばかりらしいんですよ。おそらく陰でこっそり見てくれているんでしょうね。それからプロレス雑誌の記事を切り抜いているという話も聞きました。お父さんが胸を張って堂々と応援できるような、そんな一人前のレスラーに早く成長したいです!
▽レディ・C
1994年11月17日生まれ、千葉県出身。スターダム所属の女子プロレスラー。日本の現役女子プロレスラー最長身の177cm。得意技は「河津落とし」「脳天唐竹割り」など。Twitter:@LadyC_stardom/Instagram:ladyc_stardom