──熊切さん自身、ここまで好セールスを記録するのは予想外でしたか?熊切 もちろん注目はしてほしかったですけど、ブランクがあったのでどうなのかなという不安もありました。たくさん拡散してくれた事務所の力が大きかったと思います。でも実際、反響もすごく大きくかったし、好意的な意見が多くてめちゃめちゃうれしかったです。あとは、自分の中で39歳と40歳の違いは大きかったので、30代のうちに撮れたのもよかったですね。
──最近のグラビアシーンはチェックしていましたか?熊切 たくさんグラビアをやっていたときは、めっちゃチェックしていました。でももう自分は出られないかもって思うようになってからは、グラビアもテレビも辛くて見られなかったんです。また自分も出られるようになって、再びチェックするようになりました。昔は読モ出身の子が出るのすら珍しい時代だったけど、今はコスプレイヤーの方たちが表紙を飾っているのを見て、時代の変化を感じますね。とはいえデビューしても、発信力がないと名前も覚えてもらえないので、時代のおかげか昔デビューできて良かったです(笑)。
──昔と今でグラビアの内容の変化は感じますか?熊切 感じますね。水着1つとっても、露出の度合いが全然違うんですよ。昔はグラビアアイドルとしての需要がなくなっていくと生地が小さくなっていくってイメージでしたけど、今は人気があってもやるところまでやるんだなって。あと昔は言われた通りにポーズを取っていましたけど、今回の写真集では自然体で撮っていただいて、それも大きな変化だなと。
──以前の写真集よりも露出度は増えていますよね。抵抗感はなかったですか?熊切 なかったと言えばウソになります。でも事務所の方との話し合いの中で「今まで熊切あさ美を知らなかった人たちにも手に取ってもらえるように、やるからには意味のある写真集にしなきゃいけない。事務所を信じてほしい」と言ってもらったんです。だから頑張ろうと決意しましたね。
──今年12月17日に最新イメージDVD、12月25日に写真集『蜜の香り』(彩文館出版)を出すそうですね。熊切 そうなんです! 前回と一緒だと面白くないから、今までやったことのないようなポーズなどにも挑戦していますし、今の自分らしさがより出ていると思います。カメラマンさんの高橋慶佑さんは35歳で、初めて自分よりも若い方に写真集を撮っていただいたので、そういう意味でも仕上がりが楽しみです!
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中編はこちら(取材・文/猪口貴裕)
▽熊切あさ美(くまきり・あさみ)1980年6月9日生まれ、東京都出身。A型。161センチ/B80・W60・H83。
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