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UPDATE|2021/12/17

熊切あさ美、再ブレイクまでの苦悩「グラビアもテレビも辛くて見られなかった」

熊切あさ美 撮影/松山勇樹

昨年16年ぶりの写真集を発売するなど“美熟女”として、今また新たなブームを呼んでいるレジェンドグラビアアイドル・熊切あさ美。12月17日には最新イメージDVD、25日には写真集『蜜の香り』(彩文館出版)を発売するなど勢いは衰えを知らない。彼女に、再ブームを巻き起こしている現状と、アラフォーでのグラビア復帰への思いを聞いた。(前中後編の前編)

【写真】アラフォーでも増し続ける美しさ、熊切あさ美の撮りおろしカット

──2019年12月に現在の事務所であるアーティストハウス・ピラミッドに移籍しましたが、環境はこの2年で大きく状況が変わったのではないでしょうか?

熊切 今も活躍している同世代の子たちが多く所属しているので、もともと行きたかった事務所ではあったんですけど、これまで移籍した方がいなかったので、まさか移籍できると思っていませんでした。お仕事も増えて、またテレビにここまで出られるなんて、誰も思っていなかったでしょうし、自分が一番ビックリしています(笑)。

──所属タレント数も他事務所と比べてかなり小規模ですよね。

熊切 そうなんです。だからいろいろなことを親身になって考えてくれますし、家族みたいにいつも目をかけてくださって。社長とマネージャーさんは、テレビでもグラビアでも見た感想を必ずくださいますし、そんなの初めての経験だったのですごくやる気が出ましたね。

──そして昨年6月に出した16年ぶりとなる写真集『Bare Self』(双葉社)も大きな話題になりました。

熊切 いつかまた出せる日のために、と思って身体を鍛えて常に準備はしてあったんです。年齢も年齢だったので、たとえお仕事に繋がらなくても無駄にはならないしと思っていたんですけど、まさかの写真集という形で活かすことができて良かったです。

──グラビア自体も久しぶりでしたよね?

熊切 はっきり覚えてないんですけど6、7年ぶりだったと思います。時代も変わっているし、すごく緊張しましたね。あまりにも緊張しちゃって、レフの上に立っちゃったくらい(笑)。

──レフ板の上にですか?

熊切 敷いたときに、その上に載って撮るのかなって勘違いしちゃったんです。スタッフさんも「え?」みたいな反応でした(笑)。久しぶりの写真集だったので、最初は新人ぐらい表情が硬かったと思うんですけど、カメラマンの橋本雅司さんがたくさん良い写真を撮ってくださったのでありがたかったです。

──写真集のオファーがあったのは移籍してすぐのタイミングですか?

熊切 移籍して数カ月後ですね。ちょうどコロナが拡大する前と、タイミングも良かったんですよ。橋本さんに「期待されていない写真集だから頑張るぞ」とはっきり言われたのを覚えています(笑)。でも実際に発売してみたら、ありがたいことにすぐに重版になり、『週刊大衆』(双葉社)さんで連載もやらせていただいています。

CREDIT

取材・文/猪口貴裕 撮影/松山勇樹


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