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UPDATE|2021/11/25

“特撮美女” 工藤美桜、変身願望を叶えてくれた『仮面ライダーゴースト』との運命的出会い

工藤美桜 撮影/荻原大志



──その変身願望が、見事『仮面ライダーゴースト』の深海カノン役に巡り合うことで叶うのはすごいですね。各インタビューでも語っていますが『ゴースト』のオーディションで結果が出なければこの世界を辞めるつもりだったそうですね。

工藤 はい。オーディションを受けてもなかなか結果が出なかったので、『ゴースト』に全てをかけていました。最初はヒロインの月村アカリ役を受けて、なんとか最終まで残ったので心の中で「受かって!」と祈っていたのですが、結果落ちてしまって。そこからはもう、毎日ショボ~ンとした気持ちで過ごしていたんですよ(苦笑)。そうしたら監督さんから「主人公の仲間の妹役を受けてみない?」とお声かけしていただいて。急きょカノンのオーディションに参加することになったんですよ。それで会場に向かったんですけど、着いた瞬間に「これ受かる!!」と思ったんですよ。

──それは工藤さんなりの自信でしょうか? それとも会場内の空気で察したんですか?

工藤 いや、すごく分かりやすい話で、プロデューサーさんが私とマネージャーさんに名刺を渡してくださったんですよ(笑)。あの瞬間、手応えを感じざるを得ませんでした。

──空気とかではなく物理的(笑)! それまで「ニチアサ」はお好きだったんですか?

工藤 はい、中でもスーパー戦隊シリーズは『百獣戦隊ガオレンジャー』、仮面ライダーは『仮面ライダー響鬼』が大好きです! 特に『響鬼』は同い年の従兄弟が変身ベルトを持っていて、デザインがカッコイイ!とよく借りて変身ごっこをしていたくらいです。でも私以上に両親が特撮好きで、中でも母は戦隊シリーズのヒロインが大好きで「いつかヒロインをやってほしい」と言われていたんですよ。『ゴースト』でカノン役が決まったときは大喜びしていました(笑)。その後も「何か特撮のオーディションがあったら受けてみなよ!」と母に言われ、マネージャーさんに聞いたら、ちょうど紹介されたのが『キラメイジャー』で……本当にビックリ。

──お母様の一言がまさかの出会いを呼んだ! 超親孝行娘ですね。

工藤 偶然にも親孝行しちゃいました。『キラメイジャー』が決まったときも「受けなって言って良かったじゃん!!」ってメチャクチャ喜んでいました(笑)。母に背中を押してもらえたから今の私がいて、逆に母から「ありがとうね!」と感謝してもらえる……。

──素晴らしくwin-winな関係ですね。

工藤 ですよね(笑)。

>>後編はこちら

(取材・文/田口俊輔)

▽工藤美桜(くどう・みお)
1999年10月8日生まれ、東京都出身。2015年に『仮面ライダーゴースト』深海カノン役でテレビドラマ初出演を果たし、2020年には『魔進戦隊キラメイジャー』大治小夜 / キラメイピンク役で出演し“特撮に愛された美女”として話題を呼んだ。
Twitter:@p_miokudo
Instagram:mmio_kudo
CREDIT

取材・文/田口俊輔 撮影/荻原大志


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