──ネットを制限する親もいますよね。
やなぎば うちは好きにさせてくれました。ずっとネットをやっていると、美少女ゲームなんかにもたどり着くじゃないですか。それに関しても、特に何も言われなかったですね。私がそういうのを好きだというのも知っていたっぽいので、見て見ぬふりをしてくれていたのかな。
──実際に美少女ゲームを買っていたんですか?
やなぎば 中学生の頃から買っていました。初めて買った美少女ゲームがKeyの『AIR』だったんですけど、レジに持って行くのが恥ずかしくて、父親に買って来てもらったんです(笑)。
──お父さんはどういう内容か知っていたんですか?
やなぎば たぶん知っていたと思います。父親もゲーマーなんですけど、「ふーん」って感じでした(笑)。
──両親は、オタクという訳ではないんですか?
やなぎば 恐らくそうだと思います。母親もオタクで、『銀河鉄道999』を追いかけていたんですよ。DVDの発売日に、朝起きたら母親がいなくて、父親に聞いたら「並びに行ったよ」って。「え? 並ぶほど好きだったの」みたいに思ったのを覚えています。まあ母親は「自分はオタクではない」と言い張って認めてくれないんですけど(笑)。