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UPDATE|2021/11/28

コスプレがきっかけでコミュ障脱却、人気レイヤー・とみこ「端っこの方で撮り合っていた」過去

とみこ/撮影:coto


──高校卒業後の進路は?

とみこ 1回就職をして、普通に会社員として働きながら、週末はコスプレをして遊ぶという感じで、当時は月に2、3着ぐらい衣装を買っていたんですけど、生活はカツカツでした。ほぼ毎週、最低でも月に2回はコスプレイベントに参加していたので、どんどん新しい衣装が着たくなるんです。同じ衣装を着るのは多くても3回程度でした。結局、3年ぐらいで会社を辞めて、それからはケーキ屋さんやアニメ系のカフェなど趣味でいろんなバイトを楽しみながら、コスプレ活動をしていました。

──企業案件が入り出したのは事務所に入ってからですか?

とみこ 入る前からちょくちょくいただいていました。最初にやらせていただいた企業案件がセガさんの『STEINS;GATE』(シュタインズ・ゲート)で、椎名まゆりというキャラクターをやらせていただいて、いまだに鮮明に覚えています。その後は、東京ゲームショウなど、大きいイベントにも呼ばれるようになりました。プレッシャーと言いますか、これでお金をいただいているので、自分でいいのかな……って思うときもあります。ただ、そういうお仕事に憧れもあったので、うれしいですね。

──どういうきっかけで今の事務所「スタニングアーツ」に所属したんですか?

とみこ 3年前に仲の良いコスプレイヤー兼レースクイーンの立花はるさんから紹介していただきました。企業さんと直接やり取りするのが大変だったので、そこは誰かにお任せしたかったんです。それに事務所に入っていることで、いろいろな安心感もあります。やっぱり大人の方が対応してくれるので心強いですね。和気あいあいとしたフリーダムな事務所なので、すごく楽しいです。

──将来的にコスプレイヤーとして、こうなりたいという展望はありますか?

とみこ コスプレでお金をいただけて、ありがたいなって気持ちはありますけど、それだけで生活していこうとは思っていないんです。コロナ禍になって、今まで普通にイベントがあったありがたみを感じて、別のスキルを身に付けないとまずいぞと自分の活動を見直して。今は別の道を模索中です。将来的にコスプレ活動は本職じゃなくて副職にしたいですね。

【中編はこちら】「ただのビキニだとツマらない」とみこが語る競泳水着と写真集へのこだわり

▽とみこ
2018年に趣味だったコスプレ活動を本格化、フォロワー数が約3倍に急増するなど今最も注目されるコスプレイヤー。ハロプロ好きな一面もあり、コンサート映像作品も日々収集中。絶対に外せないライブは、アンジュルムの『コンサートツアー2018春十人十色+ファイナル』。
AUTHOR

猪口 貴裕


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