――ステージでの印象はどうでした?
上谷 いや、もう別格だった。特別な存在。
松岡 そんなことないって!
上谷 スタイルもいいし、かわいいし、ダンスもうまい。当時からセンターに抜擢されることが多かったから、ドラフト1位で指名されたのも納得だった。
――そこからはなさんは最短距離でセンターまで駆けあがるんですが、当時、上谷選手は……。
松岡 すごく気になる! だってさ、プロレスラーになったって知ったのも、今年に入ってからだし、そのときも「なんで、なんで?」って。やさしいお姉さんのイメージが強かったから、もうギャップがすごすぎて!
上谷 えーっとね、これは話すと長くなるんだけど……。
松岡 うん、いいよ。すごく聞きたい!
上谷 はなちゃんがドラフトで指名されたころ、私も48グループのオーディションをいくつも受けたのね。NGT48の1期生オーディションとか。
松岡 えーっ、そうだったんだ!
上谷 NGT48のオーディションは最終審査まで行ったけど落選して、それから48グループに限らず、いろんなアイドルのオーディションを受けては数えきれないほど落ちて。
――最終審査まで行って落ちたら、なかなか諦められないですよね。しかもバイトAKBとしてAKB48劇場のステージにも立っているから、なおさら。
上谷 そうなんですよ。劇場では普通の公演のバックダンサーとしても出させていただいたりしたので、本当に憧れが大きくなってしまって。そんなときに太田プロダクションのオーディションで拾っていただいて。
松岡 え、えーっ! 知らなかった。
上谷 ただアイドルではなく女優志望枠みたいな感じだったので、演技のレッスンに通いながら小さなお仕事をさせていただいていたんだけど……やっぱりね、アイドルを諦めきれなかったのね。
松岡 うんうん(うなづきながら拍手)。