――6年9カ月ぶりに再会すると、人間、こんな感じになるんですね(笑)。
上谷 うぅ、あぁ……緊張しすぎて言葉が出てこない(苦笑)。
松岡 はなも昨日からめっちゃ緊張してた(笑)。
――まずはバイトAKBで活動していたときのお互いの印象から聞きましょう。
松岡 ダンスがめっちゃうまくて、やさしいお姉さん! 私はそのとき中学生だったから、周りはみんなお姉さんだったけど、その中でもすごく話しやすくて、結構、一緒にいた記憶がある。
――上谷選手は「はなちゃん、私のこと、覚えていてくれてるかな?」と不安に思っていたみたいですよ。
松岡 覚えてるでしょ、絶対! だって、すごく話もしたし、一緒に写真も撮ったもん。その写真、いまでも持っているから。
上谷 えっ、本当に? たしかにバイトAKBは人数も多かったし(最大で53名)、あくまでもバイトだから全員が集まってなにかをやるってことが少なかったから、それこそ、ちゃんと話をしたことがない子もいるけど、はなちゃんとはよく一緒になってた。
松岡 仕事ではなかなか会えなかったけど、最初にみんなでCMの撮影をさせていただいたぐらい? でも、レッスンは一緒にやってたからね。
ーーそうなんですよね。バイトといいつつTVのCMにはじまって、AKB48のいろんなイベントにも登場したり、いまになって思えばバイトの範疇を超えたすごい経験の連続でしたよね。
松岡 ありがたい。しかも時給1000円、もらえる(笑)。
――さすがに取材をしていても、当時の個々の印象は残っていないんですけど、2014年に紅白歌合戦のリハーサルを取材していたら、そこに間に合わない正規メンバーの代わりにバイトAKBの子たち何人かやってきて踊っていたことは印象深いです。こんなこともやるんだ、と。
上谷 あっ、私、そこにいました!
――なんと! リハーサルとはいえ紅白のステージに立つなんて、とてつもなく貴重な経験ですね。ちなみに上谷選手から見た、はなさんの印象は?
上谷 いつも楽屋でテスト勉強を一生懸命やっていた印象がある、はなちゃんは。
松岡 えっ、マジ? 全然、覚えてないや。いつも勉強してたなんて、あのころの私、偉い! アハハハ!