FOLLOW US

UPDATE|2021/11/26

でんぱ組.inc 相沢梨紗が語る変化し続けるグループ「みんな傷つきやすい分、人に優しい」

相沢梨紗/撮影:田中健児

でんぱ組.incのメンバーとして活躍している相沢梨紗が11月10日(水)発売の『新月のダ・カーポ』で満を辞してソロデビュー。溢れるアニメ愛とともに、ソロ活動への意気込みを聞いた。
(前中後編の後編)

【写真6点】相沢梨紗、『新月のダ・カーポ』の豪華絢爛な撮り下ろしショット

──ソロでアニソンを歌うことが決まって、でんぱ組.incメンバーの反応はいかがでしたか?

相沢 みんなアニメが大好きなので、すごく喜んでくれました。オープニングテーマの『とめどない潮騒に僕たちは何を歌うだろうか』も、同じでんぱ組のあおにゃん(空野青空)が所属するARCANA PROJECTが担当しているので、オープニングとエンディングを仲間が担当するってすごいことだよねって話もしました。あと『W.W.D』という曲で、10分ほど歌わずにメンバーそれぞれが独白をするというコーナーをツアーでやっていたんです。そのツアー最終日に(古川)未鈴ちゃんが、「梨紗ちゃんの歌声は素晴らしいから、たくさんソロでも歌ってね」と言ってくれたんです。普段、未鈴ちゃんって人に気持ちを伝えるのが苦手なタイプなのに、そんなことを私に言ってくれるんだって感動して、いつか叶えないといけないなと思っていたんです。それが達成できて、少しは未鈴ちゃんの期待に応えられたかなって。

──今年2月に成瀬瑛美さんが卒業して、新メンバー5人が加入するという激動の1年でしたが、その変化には付いていけましたか?

相沢 5人時代、6人時代のときはがむしゃらにやっていたんですけど、今は何が起こるのか自分の肌感覚で確認できる速さになっているので、そこまで混乱することはなかったです。むしろメンバーが増えて心強いですね。でんぱ組ってオールマイティーにできるメンバーがいないんですよ。得意なことはすごく得意で100点だけど、できないことは全くできないってチームなんです。だからメンバーが辞めて人数が減ったときは、そのメンバーの思いも抱えて2人分の気持ちでやっていました。でも、そうなると本当に大変で、今まででんぱ組への愛と気力だけで続けていたんです。それが2月から10人になって適材適所にメンバーを配置できるようになったのは大きいですね。

AUTHOR

猪口 貴裕


RECOMMENDED おすすめの記事