──橋本さんの務めていたお店では露出度の高い水着でのパフォーマンスもありますよね?
橋本 そうなんですよ。高校を卒業したばかりの頃は今より太っていたので、最初は水着に抵抗があったんですよね。でも歌いたい気持ちの方が強くて、働いているうちに徐々に抵抗がなくなっていきました。あと働いているうちに体重が10キロぐらい落ちたのもあります(笑)。
──10キロですか!
橋本 毎日踊っていたのもありますけど、無理をしない程度に食事制限もしたんです。というのもお店の衣装のサイズが1つしかなくて、太っているとチャックが締まらなくて……。身長173センチの私と身長145センチの子が同じサイズの衣装を着るんですよ(笑)。1日3公演のほかにレッスンもあって、毎日がハードでしたけど、そのおかげで自然と痩せることができました。
──学生時代の歌とダンスの経験は活きましたか?
橋本 そうですね。センターで歌わせていただくことも多かったので、歌とダンスをやっておいて良かったなと思いました。
──お店の客層はどんな感じなんですか?
橋本 女性が圧倒的に多いですね。もちろん男性もいらっしゃるんですけど、一緒に連れて来た女性を楽しまたいという方が多かった印象です。韓国、中国、フィリピンなど、海外のお客さんも多かったですね。
──そのお店にはどれぐらい在籍したんですか?
橋本 2年半です。
──けっこう長いですね! 入れ替わりの激しい世界というイメージでした。
橋本 実際かなり入れ替わりは激しかったです。芸能界を目指している子だったり、お店自体に憧れて入ってくる子も多かったですけど、きつくて辞めていくんですよね。その中で残っていく子たちは、みんな意識が高かったですね。