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UPDATE|2021/10/15

ハライチ岩井が語る“炎上”ネットニュース「素人みたいなライターに怒らされてる方が恥ずかしい」

岩井勇気 撮影/西邑泰和



──ひと頃は「じゃないほう芸人」のような括られ方をされることも多かったと思いますが、仕事量なども含めて、ご自身としてはここ最近の状態をどうジャッジされていますか?

岩井 俺自身はあんまり忙しかったことないし、「忙しいでしょ?」って言われてもピンと来ないっていうか。お笑いとかアニメとか、好きなことをやれてるときは、仕事っていうより、遊びに行ってるみたいな感覚なんですよね。

「我慢してお金稼ぎしてます」みたいなストレスがかかると、仕事って感じもするんですけど、最近はそれもあんまりなくなってきて。まぁ、この本に関しては、プロモーションの取材だけで30本近くはやってるんで「やりすぎでしょ!」とは思ってますけど(笑)。

──取材は完全に「仕事」だと。

岩井 ですねぇ。笑顔を作って写真を撮られてるときがいちばん「仕事してるなぁ」って思います。だから言ってんですよ、新潮社さんには。「仕事なんだから、それなりの対価をくださいよ」って。だって、どっちかじゃないですか? 自分がやりたいことか、やりたくないけどそれなりのお金がもらえることか。前者なら、ギャラ100円でも全然いいんですけどね。

──(笑)。となると、仮に仕事が減っても気持ちの浮き沈みはあまりしないほう?

岩井 焦ったりとかはあんまりしないっすね。澤部がバーッってテレビに出たときも何にもジタバタしなかったんですよ。みんな、そういうときってわりとジタバタするじゃないですか。まぁ、しなさすぎるのもよくないのかもしれないですけど、俺としては「この状況で時間あんのラッキー」ぐらいに思ってて。

で、結局、サブカル系の仕事が増えて、気がついたら、アニメなんかの芸人シェアだとトップのほうになれていた。自分でも思いましたもんね。「無駄にしないよねぇ」って(笑)。

──そこで首尾一貫してきたから、コロナ禍でも「ジタバタ」せずに済んだわけですね。

岩井 実際そうなりましたけど、みんなが一斉に休みになったほうが、出し抜けるなとは思ってましたね。「これは絶対に俺が有意義に使えるやつだ」って。仮に芸人の仕事ができないってなっても、どうせなんかで稼いでいけると思ってますし、ありえないけど、もし何かの要因で「もう芸人はやっちゃいけません」ってなっても、他で成功するくらいの要領のよさは持ってるつもり。なので、あのときは「何にも見つからないでしょうけど、どうぞ筋トレして何かやってる気になって不安を紛らわせておいてください」って感じで見てました(笑)。


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