コスプレイヤーとしてだけでなく、企業イベントやテレビ、雑誌のほか、秋葉原のメイドカフェ「猫耳メイド屋」をプロデュースするなどマルチに活躍している火将ロシエル。9月28日には地元での撮影と衝撃の“火ブラ”ショットが話題の写真集『ignis』(光文社)を発売した。第2回は、写真集に詰め込んだ火将のこだわりの数々を語る。(前中後編の中編)
>>前編は
こちら【写真】火将ロシエルの私服撮りおろしショット【10点】──『ignis(イグニス)』は正統派のグラビア以外にも、企画色の強いページもあって、一般的な写真集とは違うバラエティに富んだ内容です。中でも「ろしにゃんを探せ」は、かなり手間のかかったページですね。火将 子供の頃、絵本『ウォーリーをさがせ!』が大好きで、今回の写真集にも取り入れたいなと思ってチャレンジしました。私とスタッフさんが沖縄の街に溶け込んだ状態で、カメラマンさんが屋上から撮影してくれて。私は、かなり遠く離れた位置から、赤と白の水着を着て決めポーズで立っています。
──物理的距離がかなりありますし、スタッフさんとの連携も大変ですよね。火将 カメラマンさんと電話で連絡を取り合いながら、「もうちょっと右」とか指示をいただいて微調整しながら撮りました。ひっかけ要員のスタッフさんが身を潜めていると、周りから不審に思われて、現地の人に「何をしているんだ」と声をかけられたそうです(笑)。
──有名な名画を火将さんが再現したり、1つの写真にたくさんの火将さんをコラージュしたり、とほかにも様々なアイデアが散りばめられています。撮影前に細かく構成を考えていかないと、ここまで作り込めないですよね。火将 マネージャーさんは10回以上、打ち合わせを重ねたみたいです(笑)。名画の再現は腕や足の細かい角度までこだわって撮りました。
──コラージュも最初から予定にあったんですか?火将 なかったです。これは沖縄ロケのとき、休憩時間に何気なく撮った写真に、スタッフさんを入れ込むって遊びにハマっていたんです。それが楽しかったので、写真集にもコラージュ的なものを入れたらどうかなって提案をしたら採用していただきました。私は昔からスーパースターになりたいって夢があって、今回の写真集にも「スーパースターになる」という裏テーマがあるんです。この写真集を見た人に、生きる活力や幸せ成分を与えられたらいいなと思っていて、それができるのってスーパースターだと思うんです。なので、可愛い、セクシーだけじゃなくて、面白いこともたくさん取り入れました。