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UPDATE|2021/09/22

シュール企画から脱却!? 『イコノイ、どーですか?』、ラスト2回でついに王道アイドル番組へ進化

アイドル番組定点観測 第135回


巨大水風船を使ったバレーボール対決(ちなみにこれ、『乃木坂工事中』でやっていた企画そのまんまです)やかき氷早食いリレーではメンバーもニューヨークも楽しそうにキャッキャはしゃいでいて、「これぞ王道アイドル番組だ!」と思いましたね(ニューヨーク・嶋佐和也と≠ME・冨田菜々風が川をはさんで名前を呼び合うシュール企画「親しいごっこ」の時間はさておき)。まぁ裏を返すと、今までの『イコノイ、どーですか?』の企画がいかに奇抜だったかっていう話なんですが。振り返ればスポーツ企画も「4メートル走」や「床水泳(床に敷いたマットの上で泳ぐ)」とかだったし、歌合戦企画でも歌うのは1フレーズのみだったり珍妙なゲームの連続でしたから、最後くらい『乃木坂工事中』と同じことをやってみたいと≠ME・鈴木瞳美が思うのも無理はありません。

奇抜といえば、CSでの=LOVEの冠番組『キミは=LOVEを愛せるか!!!』(CS フジテレビTWO)もなかなかのもの。9月18日(土)放送回では、前日に渡されたお題(浜崎あゆみ)で物真似を披露しクオリティを競う「一夜漬け可愛いモノマネGP」や、シソンヌとの即興コントなど、ハイカロリーな企画が続々。=LOVE・大谷映美里が「モノマネGP」でビリになり、「湾岸スタジオの正面玄関でスタッフのOKが出るまで浜崎あゆみの物真似をやり続ける」という罰ゲームを受けることになって大号泣したシーンは、本人には申し訳ないけれど笑ってしまいました。

ともあれ、これらの番組で彼女たちのバラエティ力が鍛えられていることは確かですし、トップアイドルに駆け上るためにこの経験値は必ず生きてくるはず。まずは来週放送の『イコノイ、どーですか?』最終回がどのように締めくくられるのか、有終の美を見届けたいと思います。

【あわせて読む】『イコノイ、どーですか?』ホラー女優選手権で≠ME・河口夏音が優勝、ブレないホラー愛が実を結ぶ

AUTHOR

左藤 豊


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